一粒も捨てない(11月17日)
3年生体育、高とびです。バーではなくゴムひもを張っています。バー(ゴムひも)の向こうは普通のマットです。
助走して足を振り上げ(結果として高くとび)、転ばずに着地するという一連の運動を練習していました。

同じころ、4年生はアカゲホールにいました。以前刈り取った赤毛米の脱穀です。今日も赤毛米保存会の会長さんから作業の仕方を教わりました。

主役は足踏み式脱穀機です。下写真は脱穀の様子ですが、指などが当たったらかなりのケガをすると思う速さで円筒が回っています。円筒には金属棒がたくさんついていて、稲束の穂先を当てると削れていきます。
今は別な機械で脱穀をしますが、かつては実際に使ったそうです。その時は、今日の倍くらいの速さで回してすごいスピードで作業をしないと、出荷に間に合わなかったそうです。

さて、脱穀機のまわりで、4年生が何をしているかというと、脱穀機体験をただ待っているわけではないのです。
使用前の割り箸を使って、稲穂から籾(もみ)を取り、ボウルに入れています。脱穀機では、穂先がまとめて取れてしまうものがけっこうあり、それの脱穀は手作業です。

もし、脱穀機に雑に穂先を当てると、籾がたくさん付いたまま穂先がちぎれるだけで、籾は一粒もないことになるでしょう。
下写真は、飛び散った籾をほうきで集めています。
割り箸を使う、ほうきを使う、どれも、一粒の米を大切にする農家さんの気持ちが伝わってきます

来週はもみすりを行う予定です。