人権講演会(教室)
12月7日(水)北広島市の人権擁護委員3名の方が来校し、「人権教室」として学年別に人権に関する講話をしていただきました。1年生では「心無い差別的な言動をなくすために」をテーマとし、人権作文を基にしたDVDを鑑賞しながら話が進みました。「Pick your head up!(顔を上げなさい、下を向かないという意味)」「自分に自信と誇りを持ちなさい」「日本とアメリカの二つの文化を受け継いでいる」など、私たちはみんな同じ人間、心を持った人間だからこそ、自分が声を掛けられてうれしい言葉を掛けませんか、自分が手を差し伸べてもらって嬉しかったことくをしてみませんか、そのためには「創造力」が大切ですの言葉が印象的でした。



2年生では「LGBT入門」をテーマとし、LGBTについて少しでも知ってほしいとの願いを込めて話がすすめられました。お話は、近年の北海道でのいじめの件数のことからスタートし、様々な差別や差別用語の話をしながら、本題に進んでいきました。
委員の方から、LGBTの意味を知り多様性を持って認め合いながら生活してほしい、
カミングアウトを受けたらアウティングをしない(=本人の了承を得ずに他の人に暴露しないこと)、相談されたら、多様性を認め、寄り添い、思いやりを持って一緒に考えてほしい、そして私も勉強中です、一緒に学んでいきましょうの言葉が印象的でした。



3年生では「インターネットと人権」をテーマとし、ルールとマナーを学んで安全に使ってほしいという観点で話が進んでいきました。その中で「スマホと熊、どちらが危険?」と聞かれ、ほとんどの生徒が熊と思ったようですが、スマホだって使い方次第で熊よりも危険になるよとの伝えていました。だからこそルールとマナーを学び、人権侵害をしないでインターネットやSNSを使ってほしいと切実な言葉としてお話されていました。



人権擁護委員の皆様、お忙しい中貴重なお話、ありがとうございました。
本校では、国際人権週間に合わせてこの取り組みを行っています。あらためて、人として幸せに生きていく権利について考えてみませんか。