第63回卒業証書授与式
3月13日(月)第63回卒業証書授与式が行われ、72名が卒業しました。今年度は、保護者2名までと、1・2年生が参列し、卒業を祝いました。また、在校生送る言葉、卒業生旅立ちの言葉、卒業生合唱、PTA会長の来賓としての参列と、4年前までの形式に少しずつ戻し、実施することができました。
3年生の想いのこもった旅立ちの言葉では、コロナウイルス感染症対策のため活動が制限される中で何が出来るかを考えることに必死だったこと、最初で最後の学校祭での合唱コンクールでは集団としてより良い合唱にしていくための学びが自分たちの成長につながった事、を伝えてくれました。そして、集団として成長を示した合唱、立派な姿に感動を覚える卒業式となりました。
式 辞
皆さん、卒業おめでとうございます。この皆さんの立派な姿を、保護者の皆さんと全校生徒で、見届け、歌声を聞けることを、とても嬉しく思います。
皆さんは小学校6年生の3学期から、新型コロナウイルスの影響を受け、小学校の卒業式では保護者の参列が叶わない経験をしています。全国の小中高生が同じような状況とはいえ、心の整理が大変だったと思います。
そんな中でも皆さんは、西の里中学校の生徒、そして3年生として、毎日の生活の中で大きく成長しました。体育祭や百人一首大会の縦割り活動での強力なリーダーシップ。3年ぶりに全校生徒が集まった学校祭では、生徒会役員による演出の開閉幕式。練習の時間を大切にし、盛り上げてくれた部活動。桜満開の盛岡や中尊寺を満喫した修学旅行。それでも、コロナウイルスの影響で、残念ながら参加できない人もいた行事でもありました。
皆さんの功績は、生徒会スローガン「笑顔革命」を全校に示し、様々な取り組みを行い、笑顔あふれる西の里中学校にしてくれたことです。そして、十一月からは、1・2年生役員を中心に、「開花 challenge your self」のもと活動を続けていますが、まず、3年生が自らの人生に挑戦し、開花する姿を示してくれました。
4月からそれぞれが新たな場所での生活となりますが、そのような中でも、西の里小中一貫スローガン「笑顔・温もり」を大切にし、「未来へつなげる里っ子」として西の里の地域の暖かさを広げ、持続可能で平和な社会の実現に寄与していくことを願っています。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様の御卒業、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
今年度の卒業式は、3年間を新型コロナウイルス感染症による影響を受け続けた子どもたちに、マスクの無い姿を記録させてあげたい、という考えから基本的にマスクをはずす形となりましたが、歌も唄う時にはマスクをつける対応となったことに、何卒ご理解をお願いいたします。
この三年間、教職員一丸となって、卒業生の成長を見守りつつ、精一杯努力したつもりではありますが、いたらない点もあったと思います。それにもかかわらず、本校に、私たち職員にお寄せくださいましたご理解とご協力に対して心より御礼申し上げます。
卒業生の皆さんの前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。
令和5年3月13日
北広島市立西の里中学校 校長 千葉 則理