北広島市立西の里中学校 ここから本文です。

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北海道ふるさと教育(北方領土)推進事業②

 11月9日(水)北方領土の学びを行う、北海道ふるさと教育・観光教育等推進事業における2時間目の授業を行いました。
 北海道総務部北方領土対策本部では「語り部」の授業を企画しており、今回は千島歯舞諸島居住者連盟より居住者2世の方が来校され、講話をいただきました。
 祖父が戦後数年間シベリアに抑留されていたが普段はニコニコしていてその辛かった話は聴くこともなかったこと、戦後ロシア人が上陸し家のドアを開け「父親を呼べ!」と叫んでいた恐怖を母から聞いたことなどを、お話しいただきました。そして、今年2月からのウクライナへのロシア侵攻を目の当たりにし、その恐怖が自分事のように映ったことが語られました。
 
 また北海道では、中学生や高校生など若い世代の人たちが北方領土問題に興味や関心を持ち、北方領土返還要求運動に参加しやすい環境を作るため、北方領土サポーター登録制度を創設しており、市立札幌開成中等教育学校5年生1名が来校され、サポーターとしての活動を呼びかけました。

 講話の後、ワークシートに記入し、学んだこと、感じた事、北方領土についての考えをまとめました。このワークシートは、北海道が集約し、整理されてパネル等で掲示されることになっています。
 生徒はワークシートにたくさんのことを記入し、北方領土に住んでいてふるさとを奪われた方々の想いを理解し、苦しみを共有する学習となりました。

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