1.校長挨拶
笑顔あふれる西の里中学校に 校長 高橋 浩子
新入生58名を迎え、全校生徒176名、9学級(第1学年2学級・第2学年2学級・第3学年2学級・ポプラ3学級)で令和6年度がスタートしました。
小学校の最上級生として身につけてきた礼儀正しさで、式や集会に堂々と臨む1年生。1年生を温かく見守る「先輩」のまなざしを持つようになった2年生。「最上級生」として場をリードする3年生。それぞれに中学生として頼もしい姿を見せています。
ここで、西の里中学校の概要についてご紹介します。
本校は、昭和35年4月に「北広島村立西の里中学校」として開校し(前身は昭和26年開設の「東部中学校西の里分校」)、歴史と伝統を積み上げてきました。
校舎は北広島駅から国道274号線を札幌方面に車で15分程、椴山(とどやま)の丘に建っており、恵庭岳や手稲の山並みを望むことができます。
学校の周囲には野幌原生林や農地があり、豊かな自然環境に恵まれています。住宅地までは4㎞程あり、生徒は西の里地区全域の広い校区から徒歩で通学しています。
札幌市厚別区に隣接する住宅地の造成も一段落し、生徒数はやや微減傾向にありますが、一定の規模を保っています。保育所・幼稚園、西の里小学校、北広島西高等学校や札幌日本大学中学・高等学校と、発達段階にそった教育施設のある文教地区であり、また、各種福祉施設がある市のノーマライゼーション推進地区でもあります。
地域には「西の里地区青少年健全育成連絡協議会」や「西の里地区生涯学習振興会(まなびークラブ)」、シルバーPTA等が組織され、学校を地域ぐるみで支え、応援してくださっています。
今年度も、これまでの力強い地域の活動を基盤に、地域とともにある学校づくりをより確かなものにしていきます。小中一貫教育やコミュニティ・スクールで目指す子ども像を共有して教育活動を進めてきましたが、中学校区での学びを支えあう教育環境づくりを、さらに強固なものにできると考えています。
素直で明るく、挨拶をしっかりできる生徒が多く、授業はもちろん、生徒会・委員会活動に、部活動に、ボランティア活動に、前向きに一生懸命取り組み、落ち着いた学校生活を送っています。
ここ数年、学校では生徒の自己有用感・自己肯定感のさらなる向上を目指した指導・支援を重点に取り組んできています。生徒が自分のよさを認め、未来の可能性を広げていくことができるよう、今年度も引き続きその指導・支援を継続します。
「笑顔あふれる西の里中に」を合い言葉(私たちの願い)とし、家庭や地域との連携を大切にしながら、教職員一同、生徒とともによりよい学校づくりに励んでまいります。学校を支えてくださる皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。