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馬頭観世音大菩薩
掲載日:2021年9月30日
馬頭観世音大菩薩【遺産5:歴史】
馬頭観世音大菩薩は、馬の供養のために建てられたということが多く、車のない時代には、人を乗せて目的地まで運んだり、荷物を載せて運搬したり、農作業で畑を起こしたりと、馬は人々の生活に欠かせないものでした。このような馬に対し、感謝の気持ちを込めて石碑などを建てて供養していました。
音江別神社の境内にある馬頭観世音大菩薩は、近くの道路拡幅工事のために現在地に移され、神社境内でも一番陽の当たるところに設置されています。
音江別神社は明治33年(1900年)に建立され、古くから地元の方の心のよりどころとして存在しています。
大正15年(1926年)には、現在のJRの鉄道が完成しますが、この音江別神社横には鉄道工事を行う作業員の宿舎があり、全国から集まっていたようです。鉄道完成後、宿舎の棟梁はトロッコのレールを骨組みに入れた鳥居を寄付しましたが、理由はわかりません。地域の方々にお世話になったからなのでしょうか。
現在の鳥居は平成9年(1997年)に建て替えられ、コンクリート製の新しいものとなっています。

馬頭観世音大菩薩 正面
アクセス
所在地:北広島市南の里583番地4(音江別神社境内)問い合わせ先
教育部 エコミュージアムセンター電話:011-373-0188