三島の馬頭観世音菩薩
掲載日:2018年5月5日
馬頭観世音菩薩(三島)
この地の馬頭観音の由来として、次のような話が伝わっています。明治の末に三島に入植し、のちに16町歩もの畑を開墾した精農家が、ある年、飼っていた馬を三頭立て続けに亡くしてしまいました。
当時、馬は農業や運搬にはなくてはならない存在であり、その馬が一年に三頭も亡くなるのは何かの祟り(たたり)ではないかと考えたその農家は、亡くなった馬の霊を慰め、飼っている馬の健康と安全を願う碑を建てました。
それがこの馬頭観音の由来です。
このような馬への供養と安全祈願を願う馬頭観音信仰に基づいた碑は、道内のみならず全国で見られ、現在、市内では10か所以上の馬頭観世音菩薩が確認されています。

三島の馬頭観世音菩薩
アクセス

所在地:北広島市三島600、カントリークラブ入口付近の道脇
お問い合わせ先
教育部 エコミュージアムセンター電話:011-373-0188