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3.24 令和3年度修了式にあたって

「予測不能な社会をどう生きるか」
  北広島市立広葉中学校長 金森 直人

 第6派に及ぶ新型コロナウイルス感染拡大、ウクライナでの悲しい戦争や原発への攻撃、度重なる経験したことのない自然災害・・、それにSociety 5.0といわれるテクノロジーを活用した社会の仕組みの大きな変革、この「変化の激しい時代をどう生きるか」とても難しい「問い」となっています。

このような状況下で ” TakeAction ”を生徒会テーマに掲げ、自ら行動を起こそうとする積極的な子ども達の姿は、地域・社会にも希望と勇気を与えるものでした。これからの社会は、困難な状況であっても、自ら思考し、判断し、コミュニケーション豊かに多くの(多様な)他者と協働しながら、(ただ一つの解ではない)納得解・最適解を創造し、表現・行動することが大切だといわれます。

1,困難な状況にあってもチャレンジする「努力は成長を約束する」

 目指すところが高くとも、目標・志を持ち、実現に向けて努力する。世の中、努力が結果となって報われないこともあるので、「努力が結果を約束する」ものではないけれど、人生において「努力は成長を約束」します。目標やゴールは、長い人生の中で、何度も変更や修正を繰り返し、人として、様々な成長を遂げるものです。困難や失敗の方が、人を成長させるといっても過言ではありません。

2,協働の中で、豊かな感性を磨く

 みなさんの未来は、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、Society 5.0の時代です。しかし、それらをツールとしてどう活用するか、どんな使い方が適切なのか、判断し、プログラミングし、コントロールするのは人間です。どんなに時代が変化し、AIが進化しても、「他者と協働し、人間らしく、豊かな感性」を磨き、「新たな人生や未来社会を切り拓くこと」は、人間にしかできません。「笑顔」あふれる、人間味のある人に育ってください。

 春は、別れと出会いの季節です。出会いから多くのことを学び、別れから心や感情は豊かさを増します。進級し、それぞれ先輩となる皆さんが、いいお別れといい出会いを経験し、感性豊かな成長をとげる3月、4月となることを期待しています。
 
 保護者、地域の皆様、コロナ禍の教育活動にも、共感と理解をいただき、子ども達の成長を力強く支えていただきましたことに感謝し、令和4年度のさらなるご支援をお願い申し上げ、修了式にあたってのことばといたします。ありがとうございました。

  
  
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