3.11 大震災から11年・卒業式総練習
東日本大震災から考える
11年前の卒業式の総練習後、東日本大震災が発生。尊い多くの命が一瞬のうちに奪われました。原発のメルトダウンや家族・ふるさとをなくした人々、11年たった今でも、復興は道半ばなのかもしれません。北海道に住み教職に就く、私たちにとっても、修学旅行で毎年のように訪れていた東北の地が、見る見る濁流にのまれていく光景、進級・進学の夢を阻んだ多くの若者の死、家族との別れ・・・・等々、言葉では言い尽くせないものがあり、本日、学校でも弔意を表したところです。
3年生の授業でも話しましたが、本来であれば、希望に満ちた春、世界に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵攻、戦争、チェルノブイリ等の原発の攻撃・・・特にチェルノブイリの電力が奪われれば、石棺内の冷却ができなくなり、核反応によって発生する熱と放射能は、石棺の外へ・・・起きてはいけない事態をどう打開すべきか・・予想不能な社会に、多くの他者と協働しながら「納得解・最適解」を導き出すのは、並大抵のことではありません。
卒業式総練習
いよいよ、今日の総練習で、式練習も終え、明日は第49回卒業式。1,2年生が卒業式の中での、3年生の凛とした姿、心からの合唱を目の当たりにすることができないのは残念ですが、3年生教室の飾りつけや式場づくりに在校生が、心を込めて丁寧な作業をしている姿に、「ああ、こうしてバトンは受け継がれるんだな・・」と、しみじみ感じました。
卒業生のみなさん、万感の想いを胸にいい卒業式に・・・