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7.14 大志をいだき未来を切り拓く 大志学

 世界的なパンデミックが続く中、デルタ株の感染拡大で東京の感染者は1日1000人を越えました。未来を担う可能性豊かな若者に、以下のようなことを考えてほしいと、例年は、3月、卒業生に向けてする授業を2年生に時間をとってもらいました。

 

次代を担う若者へ

 

チャレンジ精神を持ち、困難な時代を自ら切り拓いて行かなければならないみなさん。「自分はどう生きる」を常に問い続け、自分らしさ、豊かな感性を磨き、未来を切り拓いて下さい。「人」は、本当に大きな未知なる可能性を秘めています。

 どんなに時代が変化し、AIが進化しても、たとえ感染拡大の危機が暗くのしかかっても、「感性を豊かに働かせながら、志を持って学ぶ」こと、「新たな人生や未来の社会を切り拓くこと」は、人間にしかできないことです。「切り拓く・・」のは、他でもない、次代を担う皆さんです。

 個性や人間性が確立されつつある中学生期に、「夢を持ち、大きな志を抱いて、努力する心や周囲に感謝する心を失わず、個性豊かに成長・飛躍すること」に先生達は大きな期待を寄せています。

  

 

不易と流行

 

時代や世の中が変わっても、変わることのない大切なもの(不易)は必ずあります。一方、AI IoT Society 5.0 等に象徴される、時代の最先端を行く流行。どちらかというと流行に流されがちな世の中で、不易と流行を見極めることが大切です。今あるものに新しいものを足していくのは“build and build”、足しすぎるとパンクしてしまいます。流行も見方を変えて新しい枠組みに対応できるよう、「スクラップ&ビルド」できる、柔軟でバランス感覚の良い人になってほしいと願っています。

 『自らの感性は、自ら磨き、学び続ける姿勢こそ、不易なもの、根っこを鍛えるということ』に他なりません。

 

 「根っこ」を育てる  R2年度小野寺学級の通信より

 

花を咲かせているのは枝であり、枝を支えているのは、幹である。

そしてすべてを支えているのは、目に見えない「根っこ」なのだ。

「根っこ」は普段、土の中に隠れて見えない。

つまり、「すばらしい結果」が「花」ならば、

「普段の生活態度や勉強」が、「根っこ」なのだ。

どんなに美しい花も、いつか必ず散るときがくる。

そして散った花は、元には戻らない。

けれども、根っこをちゃんと育てていけば、きっとまた美しい花が咲く。

 花が咲いたことに有頂天になって、根っこに水をやるのを忘れてしまえば、

いつまでたっても次の花が咲くことはない。

いつまでも花を愛でているわけにはいかないのだ。

 花の命は短い。力強い根っこや幹、枝葉を育てる過程こそ、人生そのものだ。

 

 

内に秘めた限りない可能性や自分らしさを磨く

 

“If you can dream it you can do it.”「願えば叶う」という名言です。経験上、部活動指導、教員生活の中で、「人間が持つ無限の可能性」に気づかされます。しかし、その可能性が開花する時期やどの可能性が開花するかは、個人差が大きく、いつ開花するかは誰にもわかりません。「いつでも開花させられる不断の努力」が不可欠なのです。


 「願えば叶う」という言葉は、「夢や目標をしっかり持ち、強く願うことで実現する」という意味合いが込められていますが、強いていえば、「願っただけでは叶わず、目標を持って努力し続けるからこそ叶う」訳で、「努力・行動力」の大切さが、「願えば叶う」の中に含まれているのです。


 夢や目標を持ち、豊かな感性とひたむきな努力で、個性がかたちづくられます。「自分らしさや感性」は自ら磨き、創りだすもの。ひたむきな努力と忍耐で、大きな可能性を開花させましょう。

 

 

“ Take Action ” 生徒会テーマ 

 

 人類を脅かす感染症のパンデミック(世界的大流行)は、ICT・IoT・Society5.0ばかりでなく、地球環境や災害、医学や社会学等、様々な分野で「予測不能な社会」の到来に拍車をかけました。

 「Take Action 」に象徴される、みなさんの「まず、やってみよう」の精神は、「主体的・自律的に」「(口先だけでなく)まず行動を・・」といった、様々な試練をプラスに変換していく「Challenge精神」が伝わってきます。みなさんは、「コロナ禍だから何もできない」ではなく、「どうやったらできるのか」を真摯に学び取ってきました。平穏で安泰な世の中であれば、考えが及ばなかったこともコロナ禍だからこそ、「主体的に、深く、広く」考え、ネットやSNSだけではカバーしきれない、「対面の大切さ」「コミュニケーションの重要性」等にも気づき、豊かにその感性を磨いてきたことも確かです。
  

 

授業を通して

 

 社会に出るといろんな人がいます。様々な感性の人たちと、適切な関係性を保ち、社会生活を営んでいくためには、コミュニケーション能力も高めていかなければなりません。良くも悪くも「校長のプロフィールやものの考え方、生き方」を聞いてもらい、「自分自身の将来や生き方を考えるきっかけにしてほしい」。そんな思いから授業をさせてもらいました。思春期は、好奇心や達成感に心躍り、また、思い悩み、失敗しながら、個性や人格がかたちづくられていきます。「伸び」がいつになるのか、本人も家族もまた悩み尽きないもの・・。しかし、中学校生活の様々な刺激が、その人らしさの原型をつくります。光と水と栄養をバランス良く与えた双葉が大きな広葉樹へと成長していくように、生徒たちの心の成長と感性の豊かさを感じる授業となりました。

 

「道標」  作 植草あいこさん 『生きるって何』より

 

 たった一度の人生に

 無限の可能性を求め

 人真似でない

 自分だけの みちしるべを

 作ってみたい

 

 いつまでも 青くさく

 子供の 好奇心を持ち

 美しいものに 感動し

 人の心の 哀しみを

 自らの 哀しみとする

 

 固定概念に 反逆し

 創造性に 挑戦する

 無限の ひろがりをもち

 自由で

 のびのびとした

 そんな道を 歩きたい

 

 

授業を終えての2年生の感想から・・

 

〇「才能は不平等に与えられたものだけど、可能性は平等に与えられたものだから、自分の可能性を信じてがんばりたいと思った。自分は、“水の中で泣いている人に気づける人になれ”という言葉が好きで、裏にある真実に目を向けれる人になりたいと思えたから・・」

〇やっぱり努力をしないで何かをできるようにしようとか、そういう考えは改めて良くないと思ったし、努力をすることによって人間の可能性は少しずつ開いていくのかなと思った。全てのことが同じで、努力をしない限り何もできないし、努力をすることによって、自分のためになったり他人のためになるのかなと感じた。

〇「根っこ」の例えがとても心に響きました。やはり何事にも基本が大事だと感じました。努力は辛いものですが、後に良い人生が送れるようにがんばっていきたいです。中学では、「部活」と「勉強」を両立させなければいけないので、これからも様々なかたちでがんばって行きたいです。努力に疲れてやめたくなってきたら、今日学んだことを思い出し、武器にしていきたいです。

〇「努力さえすれば何かがある」ということがわかった。自分は願っているだけで行動しない人なので、この中学校生活を通して「行動する」というのが一番の課題と思うが、その前に授業に集中して取り組む等の身近なところを100%できるようにしたい。

〇「努力は大切だな」と強く思いました。努力することで何かは報われるのかなと感じたし、たとえそれが報われなくても意味は存在すると思ったからです。今回、改めて何でもいいからがんばることを見つけたいなと思いました。そしていつかそれが、将来につながればいいなと思いました。これからは、何でも「いや」と言わずにやってみたいです。

〇先生が言っていたとおり、人には色々な可能性があると思いました。あと、ちゃんとした結果を残すためには毎日の努力が大事になると聞いて共感しました。

〇今日の話を聴いてやっぱり自分らしさを大切にしていくことは、とても大切だと思いました。自分の個性はなにか、良いところはどんなことかを早く、たくさん見つけたいです。そして、人に夢を与えられる人になりたいです。

〇「願えば叶う」のならば誰も苦労しないけれど、夢を叶えた人は、苦労したからこそ見えるものがあって、苦労しないとたどり着けない場所に行った人なので、人生に苦労は必要だと思いました。 

〇自分も、今、野球でライバルがいるので、負けないようにがんばりたいです。「努力は必ず報われる」を信じて。 

〇努力の大切さが今日の話を聞いてわかりました。自分は努力してもあまり結果につながらないけど、もっとがんばってみようと思いました。 

〇自分のこれからのことを考えて、目標を変えると言うことも大切だとわかりました。目標を変えたとしても、やはり努力は大切で、絶対に必要なものだと思った。
  
  
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