北広島市立広葉中学校 ここから本文です。

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6.22 目標と達成に向けた具体の努力

目標を高く持ち達成の道筋を描く


 BP建設が進み、「世界がまだ見ぬボールパーク」に夢が膨らみます。メジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍は、北海道の地で活躍、チャンスをつかみ、肉体的にも精神的にも日々進化し、結果を出していることに驚愕と感動を覚えます。
 みなさんもご存じのことと思いますが、大谷選手は、高校時代の監督・佐々木洋氏からの教えにより、高校1年から目標達成シートをつくって「目標と達成のための道筋」を描いていたそうです。作成したこのシートは、強い目標・夢を中心に置き、周囲9×9の合計81マスに細分化した目標を書き込んだものです。おそらく、書いて確認・認識することで、具体の行動に移していくというルーティーンをストイックに継続してきたことが、彼の野球への取り組み方や生き方のベースになっているのでしょう。同じくメジャーリーグで成功したイチロー選手も 「努力せずに何かできるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」というように成功の陰には、「誰よりも努力の大切さを知っていること」が結果を出し、成功する秘訣であり、時として天才を生み出します。
  

本当の努力とは


 努力とは、ある目的のために、気を抜かず励むこと。資格取得や学問に励んだり、仕事の成果を上げるための尽力など。確かにこれらも努力の1つですが、本当の努力とは・・。
 「努力」というは目標実現のために心身を労してつとめることや骨をおることを言うのですが、「継続して力を尽くす」、「困難になり諦めそうになっても前向きに取り組む」ことではないでしょうか。
 目標・目的は、多くの場合「今の自分のスキル・考え方・取り組み方では実現不可能なこと」「現在の自分では大きな労力や精神力を必要とするもの」「よりよい人生をデザインするために必要なこと」・・・等々。
 そのため、実現するまでには、「これまでの考え方や取り組みから変化させる決断力・実行力」「ねばり強く取り組む姿勢」が不可欠になってきます。
 人生の中で、常にその時その時の、少し高い目標(ゴール)を決めて、ゴールに到達するための継続的で、難しさや苦労も伴った努力。そうした日々の積み重ねが達成や成功につながり、その人の人となりをかたちづくって行くように思います。

可能性という原石を「努力」で磨く


 世界的に活躍するようなアスリートも「目標設定・達成のための道筋と方策・実現のための愚直な努力」といったその人なりのものの考え方、生き方を成功に結びつけています。人間、生まれ持って、様々な分野で大きな可能性を持っています。しかし、その可能性の芽がどこで花咲くかは人それぞれだし、どの時期にどんな栄養や刺激を与えるかによって、発芽や伸びの度合いが違ってきます。思春期ともなるといろんなことに思い悩み、自分の強みや弱み、興味の対象等々、自我の形成に悩むものです。しかし、自分の中に眠っている、大きな可能性に気づき、その可能性を伸ばそうと「目標を立て、努力の大切さを学ぶ」ことが、「将来、自分の強みを活かし、社会の中で自立した自分」を創っていくことにつながります。
   

期末テストと中体連大会


 緊急事態宣言で、中体連が延期となり、大会に向けた部活動と1学期の期末テストの勉強という「二足のわらじ」ですが、コロナ禍に感染拡大防止のための様々な制限に耐えながら、「チームとして目標を共有してきた部活動」、「対面で学ぶことの大切さに気づき積み上げてきた1学期の勉強」、どちらも強い意志を持って両立させてください。スポーツには、「勝つことによって見えてくるもの」もあります。この仲間と試合ができる喜びを1試合でも多く経験して、次のステージを目指してほしいと願っています。スポーツや音楽、芸術、自分の興味関心を将来に活かしていきたいと考えたとき、その基礎となる「学ぶ力・学びに向かう力」は、そのベースとなる「生きる力」です。
 テスト前で朝自習の時間に学芸委員が前に出て、各教科のテスト勉強のポイントをクラスにレクチャーしていました。全学級で期末テスト対策に取り組んでいます。この時間、3年生の電子黒板には「わからないことがあるから勉強する。できないことがあるから練習する。」というような言葉が映し出されていました。わかるようになりたい、できるようになりたいは、生きることの原点です。困難に負けずにチャレンジするみなさんを家族、先生方みんなで応援しています。
  


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