6.2 見方・考え方を働かせた深い学びへ
1年生の数学は、単元1:文字を使った式から「いろいろな数量をまとめて表す方法を考えよう」という本時の課題でした。碁石でかこまれた図形の碁石の数を式で求める方法について、様々な考え方で意見発表していました。解法に向かう方法はひとつではないので、答えを導き出すための数学特有の「見方や考え方」を働かせて、答えを導き出す。しかも、そうした考え方や解答にいたった経緯について、自分でアウトプットすることで、より深い理解につながる・・。幾つかの解答方法を前に出て説明するクラス全体の学び合う雰囲気に今後の伸びを感じます。【1年生 数学・英語の授業】
2年生の国語は、自分が読書した本の内容や特徴を紹介するために本の内容をフローチャートで視覚化したもののようでした。データを視覚的に表現し、データをその根拠・裏付けとして本を紹介したり、その本の内容やおもしろさを表現・説明する。「根拠に基づいて話す」という、最も現代に求められているような力を磨いていると感じました。
最近よく「エビデンス」という言葉をビジネス・IT・医療・・・様々な業界で耳にします。「証拠」「物証」「形跡」「(~の)跡」を意味する英語の「evidence」が元になった言葉です。基本的には日本語でもこれらの意味で用いられることが多いようです。(場面によっては英語と少し異なったニュアンスになるようです)。最近、「証拠・根拠となるエビデンスが求められる」ことがとても多くなってきました。考えやアイディア、施策、対応、「その根拠を明らかにして、打ち出す・表現する」力が求められる世の中です。
【2年生 国語・家庭科】