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3.24 修了式にあたって

「予測不能な社会をどう生きるか」
        北広島市立広葉中学校長 金森 直人

令和元年度に続き、再び卒業期を襲った新型コロナウイルス感染拡大。道内の集中対策期間延長や国内各所の緊急事態宣言、変異ウイルスの驚異等、出口の見えない不安が募りました。

そのような状況下でも、卒業生はそれぞれの個性と強みを生かした進路実現を果たし、自立への門出を祝う卒業式を保護者の皆様と共に無事実施できました。未来に羽ばたく卒業生はもちろん、4月から進級する2,3年生にも、「予測不能な社会をどう生きるか」、二つのことを期待しています。

 1,生徒会テーマ「From me」に象徴される、「自ら考え、主体的に行動する」姿勢は、
  何物にも代え難い、「未来を切り拓く原動力」。

  コロナ禍にあっても「自律的な学習者」として、「えがお・表現・チャレンジ」を大切に、「できることに全力でチャレンジ」してくれました。小中一貫教育の「協働の学び」は、みなさんのたくましさややさしさ、創意を生かし主体的に行動する力を育み、「伸ばすべき力」だと考えています。


2,変化の激しい時代こそ、人間らしく、豊かな感性を磨いてほしい。

みなさんの未来は、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、Society 5.0の時代です。しかし、それらをツールとしてどう活用するか、どんな使い方が適切なのか、判断し、プログラミングし、コントロールするのは人間です。

どんなに時代が変化し、AIが進化しても、また、たとえ今後も感染拡大の危機が暗くのしかかっても、「人間らしく、豊かな感性」を磨き、「新たな人生や未来社会を切り拓くこと」は、人間にしかできません。「志を持って学び続ける」という不易な心を忘れないで下さい。

春は、別れと出会いの季節です。出会いから多くのことを学び、別れから心や感情は豊かさを増します。進級し、それぞれ先輩となる皆さんが、いいお別れといい出会いを経験し、感性豊かな成長をとげる3月、4月となることを期待しています。


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 令和2年度の保護者・地域の皆様の学校へのご理解ご協力に感謝すると共に、来るべき令和3年度の一層のご支援ご協力をお願いし、修了式のご報告とお礼の言葉といたします。ありがとうございました。
  

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