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12.23 サンタクロースって本当にいるの?

サンタクロースって本当にいるの?

 こんなお話を紹介します。


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 昔、アメリカのある町に住む8歳の女の子。バージニア・オハンロン(Virginia O'Hanlon)は、『サンタクロースって本当にいるの?私はいると思うけど、友達はみんないないって言うの』と訪ねます。答えに窮した父親は、『サンタクロースがいるかどうかは、パパにはわからない。でも、新聞記者さんに聞いてごらん?新聞記者さんなら、本当のことを知ってると思うよ?』と。
 

 そこで女の子は新聞社に投書しました。『サンタクロースって本当にいるんですか?』と。小さな女の子がたどたどしい文字で書いた手紙に、その新聞社は、『新聞の顔』ともいえる『社説』で答えたそうです。

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■新聞記者さんへ
 私は、8才です。私の友達の中に
「サンタクロースなんていないよ」という子がいます。パパは「もしサン新聞にサンタクロースは本当にいると書いてあれば、きっとそのとおりだよ。」と言ってます。お願いですから本当のことを教えてください。サンタクロースって本当にいるんですか?          バージニア・オハンロン ニューヨーク市西95番街115番地

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■新聞記者による社説
 ニューヨーク・サン新聞社宛てに以下のようなたいへん素晴らしい手紙が届きましたので早速お答えしたいと思います。あわせて、私たちの新聞の読者の中に、この手紙を書いてくれた誠実な人がいるのだということで私たちはとても嬉しく思っていることを記しておきます。


 「サンタクロースはいない」と言うお友達は間違っていますよ。その子たちは、現代の、何でも疑ってかかろうとする考え方に取り憑かれているのです。そういう人たちは目に見えるものだけしか信じないのです。自分の狭い心で理解できないことがこの世の中にあるはずがないと思っているのです。

 でも、バージニア、人間の心というものは、それが大人の心であっても子どもの心であっても、みんな小さいものです。この限りない宇宙の中では、人間なんてただの1匹の虫けらなのです。周りを取り巻く果てしない世界と較べてみれば、この宇宙の全てのことを理解し、知ることのできるような知性を基準とすれば、人間の知性なんて、まるでアリのようなものなのです。

 

 そうです、バージニア、サンタクロースは、いるんです。この世界の中に、人を愛する気持ち、思いやり、人のために尽くそうとする気持ちがあるのと同じくらい確かにサンタクロースはいるのです。そして、あなたも分かっているように、このような優しい気持ちは世の中のいたるところにあって、そしてあなたの生活を美しく楽しいものにしているのです。
・・・・・・中略・・・・・・

いいですか、バージニア、これほど確かで、これほど変わらないものは、この世の中には他にないのです。サンタクロースがいないですって! とんでもない。ありがたいことに、サンタクロースは、ちゃんといるんです。しかも決して死ぬことはないのです。  

         1897年12月24日 ニューヨーク・サン紙

 

『目に見えるもの、手に触れられるものだけがこの世の全てではないのです。たとえ、目に見えなくても、たとえ手で触れることができなくても、愛や思いやりは感じられるでしょう?なら、サンタクロースがいないなんて、誰に言えるでしょう?

たとえサンタクロースを見た人が誰もいないとしても、それがサンタクロースがいない証拠にはなりません。この世で本当に大切なことは、大人にも子供にも見えないんですよ。』
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Best wishes to you for a Merry Christmas and Happy New Year!

 

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