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12.22 2020年を振り返って

2020年を振り返って  自律的な学習者として・小中一貫教育の視点から

2ヶ月あまりの休校を経験した2020年。夏の道内修学旅行、中体連等の代替実施、日常の学習成果発表の場と位置づけた学校祭等、教育課程を工夫改善しながら「学びの保障」に努めた2学期。マスク越しながら、生徒たちの「えがお」あふれる日常と、個性豊かな「表現力」が、協働の学びの中で、確かな成果となって今年を締めくくれることに、正直、胸をなで下ろしている。
 コロナ禍、「自律的な学習者であってほしい」と願い、主体的に学び、困難な状況にも思考力・判断力・表現力を生かし、常に目標を持ちチャレンジしていく人になってほしいと教育活動の充実を図ってきた。小中9年間の連続した学びが「えがお・表現・チャレンジ~共に学び、共に高め合う子どもたち」というスタンダードに象徴され、双葉小、広葉中の教職員が、何度も合同会議を重ね、小中一貫隣接型ならではの様々な実践が行われたことも大きな成果である。「先輩ってすごいな、ああなりたいな」といったあこがれ、「教え、表現することによる確かな知識・技能習得」「異世代の協働から得られる意欲、成就感や達成感」等が、9年間の成長や学びがつながっていると実感している。

医療従事者の苦難と私たちにできること

 13日の報道テレビ番組で、医療従事者たちの負担が限界にきていることを特集していた。「第3波」の感染拡大が続く中、医療現場をひっ迫させないためには、社会全体での取り組みと、私たち一人ひとりの感染防止の取り組みが、ますます重要になってくる。

 本当なら、「普段会わない人たちと接する機会が増える、旅行や買い物、クリスマス・お正月」と楽しいはずの年末年始。東京大学 大澤幸生教授は、「何でもかんでも『自粛』と言われても、『自粛』なので、やっていいのかどうか分からない。何を『自粛』すればいいのか、非常に意思決定が難しい。何でもかんでも、ではなく、きちんと人と人との『つながりの構造』を科学的に分析して、感染拡大のリスクをどう抑えるかを考えることが重要」と言っている。

 

  Stay with Community
 

  カギとなるのは、Stay with(your)Community (ステイ・ウィズ・コミュニティ)。家族や親友、恋人、職場の同僚など、一人一人にとっての最も基本的な「コミュニティ」を大切にしながら、その「コミュニティ」の外にいる人との接触はできるだけ避けるという考え方だ。つまり、家族や親友など、ふだん自分自身が接している「コミュニティ」の人数を超えて、「コミュニティ」の外の人たちと接するようになると、社会全体で感染の拡大が急速に進むおそれがあるということ。
 逆に言えば、ふだん自分自身が接している「コミュニティ」の人数を超えて、「コミュニティ」の外の人に会うことがないように心がければ、社会全体として、感染の急拡大を抑えられる可能性があることが分かったという。
 

自助・共助・公助  備えることの大切さ    災害への備えと同じ・・

 中学生でいえば、塾や外出時の遊びや飲食、施設利用、スポーツや文化等での他のコミュニティとの接触は、「感染リスクが決して低くないこと」を自覚しなければなりません。

 東日本大震災、胆振東部地震、ブラックアウト等、自然災害から「自助・共助・公助、備えることの大切さ」について私たちは学んできました。未知なる新型ウイルスのパンデミックも『未曾有の災害』です。
 「自」一人一人が自分の身を守る
 「共」自分の大切な人の命を守る行動
(「公」としての対策の充実)
 そして、「感染予防策の徹底で備える」といった考えが、今しばらくは、何より大切なのではないでしょうか。

来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い 

 札幌市の11月末時点での児童生徒の感染による「閉鎖」は50校弱、70名弱の感染者、石狩管内でも15校前後の学級や学年の「閉鎖」と多くの児童生徒が感染者となってしまいました。保健所、市町村教育委員会と学校現場が連携し、クラスターに発展しないよう迅速かつ慎重な対応をとっていますが、多くの高等学校でも感染が出ているように、小中学校でも、いつ児童生徒の感染が報告されてもおかしくない状況です。
 感染リスクを低滅させるいつもとは、違った年末年始となりますが、「自分と自分の大切な人を守る行動」を最優先した、新しい生活様式で、この一年を振り返り、2021年、新たな気持ちで目標設定できる年始にしたいものです。
 この一年、来校が叶わないことが多く、その分、学校だよりやホームページ等で学校の教育活動や生活の様子を発信してきました。しかしながら、子どもたちの躍動や成長の様子を直に見ていただくのが何よりとの願いを持っています。本年、保護者・地域の皆様のご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げますとともに、来たるべき新しい年が、明るく希望に満ちた年となることを願い、2学期終了にあたっての言葉といたします。
  
  
  

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