12.15 今年の漢字「密」 2020を振り返りながら
今年の漢字 「密」
今年一年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、「密」の文字が選ばれた。(京都 日本漢字能力検定協会が選定)
20万8000票余りの応募の中から「密」の文字が選ばれ、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大きな和紙に筆で書き上げる報道がありました。
選定の理由はいうまでもなく・・だろうが、清水寺の森貫主は「漢字を本尊に供え、世界的な新型コロナの被害でお亡くなりになった方のご冥福を心からお祈りし、来年はぜひいい年でありますようにと祈念しました。密という字には親しみという意味が含まれているので、物理的には離れても心はさらにしっかりしたつながりをもっていきたいです」と話しているのが印象的だ。多くの人が、「密」を意識しながら行動するようなったことや、三密の回避等、危機管理の意味合いの「密をさける」マイナスイメージだけでなく、離れていても(オンラインなどを含め)心がつながり、大切な人との関係は「密」であるように、プラス面でとらえて今年を締めくくりたい。
「鬼滅の刃」がなぜ、人を引きつけるのか
個人的には、「無限列車」はコロナ禍でさすがに映画館には行けないが、「鬼滅の刃」がおもしろい。なぜ、多くの人の心をつかむのか。「今年の漢字」の7位に「滅」、9位に「鬼」が入っている。主人公竈門炭治郎の家族や仲間への愛、弱くてもろい存在でも、正々堂々立ち向かい、ぎりぎりの中で、力を合わせ、その力の限りを尽くす姿に感動を覚える。
(鬼に象徴される)悪であろうと、醜かろうと、みんな必死で生き、そして滅ぼされるとしても、それまでは必死で生きている。滅していく鬼にもこれまでの生き様があったことを炭治郎は回想する。失ったものを取り戻すために強い覚悟を持ちながら、せつなく、優しく戦い続ける姿が、このアニメの魅力だと感じる。「君の名は」の美しく幻想的な日本らしい世界観もすばらしいと感じたが、アニメの風景描写の美しさ、根底に流れる愛、日本のアニメの世界も奥が深いと感じさせられた作品です。早く劇場で見るとこができるよう今は、感染防止に努めたいと思います。
大井川農業協同組合(静岡県藤枝市)からお茶の寄贈
恵庭市は山口県和木町と姉妹都市を、静岡県藤枝市と友好都市の締結をして交流しています。この度、JA道央を通じ、恵庭市近隣の市町村立小中学校にお茶の寄贈がありました。近年のお茶の消費低迷、生産者の高齢化に伴う生産減少、コロナ禍での消費低迷等々、お茶生産者の打撃も深刻化する中、国としての「茶販売促進緊急対応事業」を活用しての販売促進のための措置のようで、管内で生産されたお茶を広く、小中学生、ご家庭で味わってほしいという願いが込められています。お子さんを通じてご家庭にお届けしますので、そうした想いと共にご賞味下さい。