11.20 双葉小学校 食育授業
本校の栄養教諭である牧野沙知子先生が、2日間にわたって双葉小学校を訪れ、5年生にはおやつについての授業、6年生にはかむことの大切さの授業を行いました。
6年生の授業では、ゼリーとするめを食べ、かむ回数、あごの疲れ、ほっぺたの温度、唾液のでかたなどを調べ、「ひ・み・こ・の・は・が・いー・ぜ」と、かむことによって得られる効果を学んでいました。
食への感謝の思い
ふだん、食事の挨拶に使っている「いただきます」と「ごちそうさま」。
それぞれの意味を知っていますか。
「いただきます」。これは、動物や植物の「命をいただく」という意味です。人は多くの動植物の生命を「いただく」ことでしか、自分たちの命をつないでいくことができません。多くの動植物を犠牲にして生きている事実を踏まえ、彼らを生み出す大自然への感謝の気持ちを込めて、「いただきます」と述べるのです。
「こちそうさま」。漢字では、「ご馳走様」と書きます。「馳」「走」は、ともに、「はしる」という意味です。
昔は、人が来るときには、おもてなしとして様々な所を走り回って、獲物をとってきたそうです。そのような命がけの行動に、「有難う」と感謝の気持ちを心から表したものが、「ごちそうさま」なのです。
多くの命をいただくことへの感謝。一生懸命作ってくれた人への感謝。「いただきます」と「ごちそうさま」には、日本人が持っている食への感謝の気持ちが込められているのです。
食べ物の大切さを知り、自分たちも自然の恵みに生かされるということを考えながら、日々の食事ができればよいですね。