10.21 宿泊研修事前集会
明日の宿泊研修に向けて、事前集会が行われました。「今回の集合に5分かかってしまったので、次からは3分以内に集合できるようにして下さい」という実行委員の話から始まりました。
自分たちで、この行事を成功させようという、意欲が伝わってきました。
明日、22日(木)は函館自主研修、23日(金)はウポポイです。
宿泊研修のスローガンは「進化」。この宿泊学習を通して、今よりも成長することが目的です。








しおりの挨拶から
「進化」するために・・・ 団長 本庄 有希子
今年の2年生の宿泊研修のテーマは「進化」です。
私は理科の先生なので、理科という教科から進化をみなさんに伝えたいと思います。
エジソンの話です。
「夜でも昼のように、光で明るく照らされる世界をつくりたい」そんな思いからエジソンは白熱電球を発明しました。もちろん、最初から上手くいった訳ではありません。長時間、光を出し続けるためには、フィラメントと呼ばれる電球の中の光る線が、電気を通して熱くなっても切れないことが必要でした。フィラメントを何の素材にするのかが、一番の難題でした。新しい素材を試しては失敗、また新しい素材を探して、試してみては失敗・・・その繰り返しでした。
エジソンは、2万回近く実験を繰り返したといわれています。
工場で手に入る材料では全く上手くいかなかったため、植物に目をつけます。ブラジルのアマゾンやフロリダの湿地など、世界中から、500もの植物を集め研究しましたが、どれもだめでした。そしてようやく1番適したものを見つけたのです。それは、京都の石清水八幡宮の竹でした。白熱電球の誕生には日本が大きくかかわっていたのです。
こうして「白熱電球」はうまれました。初めて光を灯した1879年、3千人もの人たちが集まり、暗闇を昼のように照らす光に感動したといいます。このことは、新聞記事に取り上げられました。そのときの新聞記者が、エジソンに「何万回も失敗をしてもあきらめる事はなかったのですか?」と質問しました。
その質問にエジソンは「あれは失敗ではありません。上手くいかない方法を1つ1つ確かめたのです。諦めることが失敗なのです」と・・・。
もしエジソンが1万回であきらめていたら、今の私達の生活は未だ暗闇だったかもしれません。
エジソンは2万回以上挑戦して、白熱電球を発明しました。みんなも同じです。学校という場、この宿泊研修の取組で、何度も失敗して、間違えて、それでもまた挑戦して・・・。そうやって人は進歩して成長していくのです。教室・学校は間違える人のためにあるのです。失敗や間違いを恐れず、何にでも挑戦して自分の可能性を伸ばし、1年生の時より進歩して、より成長していって下さい。