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10.3 学校祭~閉祭式~

閉祭式 生徒会長の言葉

  
   皆さん、こんにちは。ついに第47回広葉中学校祭も終わりを迎えようとしています。

普段とは全く異なる形式での開催となりましたが、どうだったでしょうか。合唱コンクールや点描画、ちぎり絵、壁新聞などの学校祭ならではの取組は実施を断念せざるを得ない状況となり、落胆した人も多かったのではないかと思います。私も例年の学校祭での、お互いの意見を出し合ってひとつの作品を作り上げることで得られる達成感や、最後の結果発表の盛り上がりなどが大好きだったので、本当に残念です。

 ただ、だからといって今年の学校祭はいつもより意味を感じないものだったかというと、私は、決してそんなことはないと思います。それぞれの学級の代表が活躍した生活体験文や英語暗唱、総合体験の発表では、本当にたくさんの驚きや発見を感じましたし、どの生徒にとってもプラスとなるものだったように思います。

 

そして全校生徒が協力して、事前準備に取り組んだモザイクアートの完成形もいかがだったでしょうか。初めての取り組みで最初は苦労したのではないかと思いますが、それでも、どのクラスも驚くほどスムーズに作業が進み、広葉中の協調性の凄さを改めて感じました。早く1枚目が終わったらすぐ2枚目に取り組む、効率的な塗り方を共有し合うなどの積極性も多々見られました。このように、今年度が始まってから常に掲げてきた、年間テーマ「From me」、つまり「自分から」に繋がる心がけが学校祭活動中に自然に広葉中全体に増えていたように思います。やっぱり、自分ひとりで作業するより、他の人と関わり合える環境での作業の方が新たに得られるものは多いんだなと改めて感じました。勿論、自分自身で、物事をこなすこと、達成までの道筋を見いだすことは、どんな場面でも重要です。しかし、そうやって自分ひとりで完結してしまうだけではどうしても自分中心な考えばかりの人になってしまうし、新たに入ってくる情報の数も限られてきます。そんな状況では、これからを生き抜くにも不便で、何よりつまらないと思います。自分の生活を豊かに、そして楽しくするためには、「積極性」「自分から」がいつでもキーワードになってくると思うので、学校祭が終わってからも常に意識して、それが当たりまえの広葉中に近づいていきたいし、その様子が普段より多く見られた学校祭活動は本当に有意義なものとなりました。

 

1年生の皆さんは、今年が初めての学校祭で、何もかもが新鮮だったと思います。しかし例年の学校祭は、もっと仲間と団結しみんなで壁を乗り越えていく、自分たちで考える場面が多くあります。全校での行事がない中で、広葉中のスタイルにふれる場面の少ない半年でしたが、広葉中での生活はまだ続いていきます。これからも仲間と共に頑張ってほしいと思います。

2年生の皆さんは今回が2回目の学校祭でしたが、去年とはまるっきり違う活動となりました。これまでの流れとイレギュラーな今年を経験している皆さんなら、この先も柔軟に様々な活動に取り組んでいけると思います。来年の学校祭がどんな形になるかはまだ分かりませんが、皆さんが最高学年として、活動を引っ張っていくのは確実なことです。それぞれの背負うものは大きくなりますが、今年学んだ知恵を最大限に生かして頑張ってください。

3年生の皆さんは、今回が最後の学校祭でした。これまでの2回の学校祭で学んだ作品作りのテクニックなどを生かしてどの部門でも金賞をとるぞ、と去年の今頃に考えていた人もいたのではないかと思います。それが叶わなくなり、不完全燃焼のような形になってしまいそうなところでもありましたが、皆さんはそんなそぶりを一切見せず、他の学年の手本として、活発に活動し、学校祭を良い方向へと導いてくれました。3回の学校祭をしっかりとやり遂げたという自信とともに今日という日を、大事な中学校生活の思い出の1ページにしてほしいと思います。

また当然のことですが、私たちの力だけでは、学校祭を完成させることはできませんでした。全ての先生方のサポートあっての活動です。どんなときでも全力で支えてくれる人がいること、それに対しての感謝を絶対に忘れないでほしいと思います。

今回の学校祭を総括すると、先ほども述べたたように、年間テーマ「From me」、つまり「自分から」の積極的な活動を目指す広葉中として、例年より大幅に縮小された活動の範囲内でできる精一杯の結果を果たせたものだったと思います。これは、1年生、2年生、3年生、そして先生方が協力し合って得ることができた成果です。この時期だからこそ感じたこと、取り組めたものを、大切に次へと生かしていきましょう。
 

そして最後に皆さんに伝えたいことがあります。正直、私は今年のこの状況で、例年とは異なる学校祭を行うことに不安がありました。準備をしたはいいものの、本当に今考えている形での実施が可能なのか確信が持てない状況では、やはり心配でした。学校祭関連だけでなく、通常はあるはずの生徒会役員としての仕事が少なくなったりしたことも不安の1つでした。それでもいつも前向きに活動できたのは、どんな取り組みでも一生懸命やってくれた周りの皆さんのおかげです。できなくなってしまったことを数えるよりも、今できることを、楽しむことを忘れず、積極的に自分から探していく姿勢の大切さを改めて学びました。「From me」は、「自分から」という意味ですが、その行き先、どこに、誰に、などがこれまで曖昧になっていたような気がします。ですが活動していくうちに、ゴールは「自分からみんなへ」だったということが見えてきました。自分からまわりに働きかけたり、関わろうとしたりすることで広がる、得るものの多さを、皆さんも意識して生活してみてください。


 これからも、大変な時期が続きますが、今だからこそ感じられる大切なことを自分から探し、それを理解し深めることで楽しく豊かな毎日を創っていきましょう。この学校祭での経験が、皆さんの生活に少しでも役立っていくことを願っています。


2020年10月3日 第47回北広島市立広葉中学校祭

   生徒会長 木村 咲









 



 
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