8.18 2学期始業式にあたって
2学期始業式挨拶 「自律的な学習者」として 校長 金森 直人
10日間しかない異例の夏休みではありましたが、リフレッシュすることはできましたか。人間にとって、心身共に健康で、働き、余暇を楽しみ、家庭と社会で健康で文化的な生活を送ることが「生きること」です。ON/OFFをコントロールしながら、自律的な生活を送ってほしいと1学期終業式で話をしました。
昨年度の夏は、全中相撲大会への参加や吹奏楽部がKitaraに美しいハーモニーを響かせ、金賞受賞という栄誉を獲得しました。地域のお祭りでの演奏等、社会貢献もできました。人間が生きる上で、欠くことのできない、スポーツや音楽、文化の分野で、Withコロナの新しいあり方が模索され、2学期以降も更なる感染予防策を講じながら、「どう工夫すれば、どんなことができるか」を創造していく秋となります。
26日から実施される3年生の修学旅行のしおりの中でも触れましたが、コロナ禍の新しい生活様式は、「あれもできない、これもできない、もと通りにならない・・」と消極的になることではありません。学校も児童生徒も、今まで以上に「自律的な学習者」になることが求められています。「何を、どのように学び、何ができるようになるか」「どんな工夫をすれば、こんなことができる」と、自らの思考・判断・表現を働かせ、学び取る力こそ、ますます予測不能な社会を生き抜いていく皆さんが、獲得しなければならない、真の「生きる力」なのです。そういった意味で、生徒会が掲げる「From me」は未来を切り拓く、素晴らしいテーマです。
学校は、小さな集団社会であり、ひとつのチームです。一人一人の成長があって、集団としての成長があります。1+1が2なのは当たり前ですが、1+1が4にも5にもなるのが、集団・学校のチーム力です。「えがお」あふれるコミュニケーション活動、個性を生かした主体的な「表現」、そして、困難にも負けない「チャレンジ」。2学期はさらなる「協働の学び」、「共に学び、共に高め合う集団」を創り上げましょう。