6.18 広葉中学校「学びの保障」について
保護者の皆様へ
北広島市立広葉中学校
校長 金 森 直 人
広葉中学校の「学びの保障」と教育課程の再編、修学旅行に関わって
1,キャリア教育
新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校長期化により、経験したことのない非常事態の中で、感染症対策を講じつつ、学校教育が協働的な学び合いの中で行われる特質をどう保障し、教育活動を進めか、悩みは尽きません。そんな中で、北海道日本ハムファイターズスペシャルアドバイザーの田中賢介さんの講演「Challenge with Dream」は、変化の激しい時代を生きる子ども達に夢と勇気を与える授業(大志学「チャレンジ授業」)となりました。北広島市と北海道日本ハムファイターズとで締結したパートナー協定に基づくこの事業ですが、キャリア教育としてその価値の大きさに関係各位への感謝の気持ちでいっぱいです。
(北海道日本ハムファイターズオフィシャルサイト)
https://www.fighters.co.jp/news/detail/00002611.html
(北広島市ボールパーク特設サイト
https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/ballpark/detail/00130665.html
2,教育課程を再構築
学校教育の核となる教育課程の編成・実施は学校の権限と責任によるところではありますが、感染拡大防止策、感染症の終息状況の変化、社会経済活動の復興策等の社会情勢を見極めながら、「最大限子どもたちの健やかな学びを保障する」という命題に教職員一同知恵を絞っています。約28日間の授業日の回復をどうするか・・、教科の学びは・・、道徳・特別活動・総合的な学習の時間・行事等で培われる力の育成は・・、部活動は・・、そうした設計図(学びの地図)となる教育課程を再編成する作業と平行して、6月からの学校生活も3週間を経過するところです。
6月3日に北広島市教育委員会から示された、『児童生徒の「学びの保障」の方向性について』でお知らせしましたように中学校においては、8月7日(金)までが1学期、18日(火)からは2学期のスタートと夏季休業が短縮され、今後、土曜授業を9.10.11月の中で、当初計画に2日分プラスして、設定していく予定です。
3,修学旅行について
6月12日北海道教育委員会より、小中の修学旅行に関わり、「6月19日以降、札幌市と道内のほかの地域との往来が緩和されるため、行き先を道内にするなど感染リスクを考慮し、実施する」よう通知が出されました。併せて、「感染が再び拡大した場合に備えて、行き先を道内で、陸路で移動ができる範囲とし、児童生徒が道内の歴史や文化について学ぶ機会にすることや、移動時や宿泊先での感染対策の徹底などを検討する」よう求めています。
6月16日北広島市教育委員会においても、『修学旅行の行き先については、児童生徒及び引率者の発熱等の風邪症状の発症や感染症の判明、旅行先での感染状況の変化により、個人あるいは集団として旅行を継続できなくなった場合を想定し、道内・陸路による旅行とすること』という通知が出されました。
「子ども達が事前学習してきた学びが活かせる関東圏の旅行」、「費用面等、経済的負担が過重にならない12月実施」等、学年部が中心となり、2度の日程変更を行ってきましたが、情勢の変化により、『道内・陸路、北海道の良さを体感できる時期・行き先』での旅程の検討に入りますことをご理解ください。
札幌市を含めた道内すべての学校が道内修学旅行に変更することも考えられます。「修学旅行は学校ではできない体験学習の貴重な機会なので、児童や生徒が安心して行けるよう各学校には対応を考えてほしい」と道教委も求めているように関係機関と調整を図りながらの選定となりますが、難しさも予想されます。教科や学校行事等の教育活動がどう変更されるのか、旅行的行事の日程や行き先等、決定まで時間を要しますことをお知らせいたします。
教育説明会や懇談会、参観日、PTA活動等、学校教育の説明の場も持てていないことに焦りを感じますが、保護者、地域の皆様には、引き続き、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
〈標準学力テスト 全学年までの学習内容がどれくらい定着しているか、領域や分野ごとの得意・不得意等々、貴重な学習資料となります。夏季休業前には、結果分析の個票を配布予定です。今後の学習の目標や具体策を立案する資料にしてほしいと思います。〉
〈臨時休業中に国語で取り組んだ調べ学習の表現力の高さに感心しました。netを利用した単なる写しではなく、調べたことを自分なりにまとめ、表現しています。理解が深まり、確かな定着につながる自学自習のポイントです。〉