3.2 命と健康を守るための正しい行動を
命と健康を守るための正しい行動を・・
新型コロナウイルスによる世界全体の死者数が3000人を超えました。感染者は、中国本土だけで8万人を超えている状況です。3月2日午前10時半時点での感染確認者数、都道府県別の内訳は、
北海道72人
東京都39人、愛知県32人、神奈川県25人・・と日本国内の感染者は962人(日本国内・クルーズ船・チャーター機を含めた合計、うち重症化56人、死亡12人、退院41人)世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス流行の世界的なリスクについて、「高い」から最高レベルの「非常に高い」に引き上げました。28日現在、中国本土以外での死者は87人(地域別内訳はイランで34人、イタリアで21人、韓国で16人、日本で10人・・・)
世界的な危機感、日本、北海道の感染状況から考えると、北海道鈴木知事の「緊急事態宣言」、安倍総理の休校要請等々を受け、「市中感染」、「クラスター感染」の防止策のため、休校措置やイベント自粛といった施策にしっかり取り組んでいかなければならないと感じます。今は、命と健康を守るための正しい行動で、感染の拡大を防ぎましょう。専門家は、「屋内の狭いスペースなどに人が集まるのを避けることで、感染の拡大を防げる可能性がある」と指摘しています。
小中学生、高校生等、学生にとっては休校期間が延期され、感染拡大防止のために行動制限が求められる中、中学3年生は4日(水)に公立高校入試へのチャレンジ、そして卒業、在校生にとっても今後の学校生活に先行き不安な年度末の生活と、経験したことのないような試練となっていますが、危険リスクを減らす取組をしっかりと行い、自分自身、家族や仲間の、命と健康を守りましょう。
意志あるところに道が拓ける
「国際化社会で英語に特化した学びがしたい」「理学療法や看護師、保育等の分野へ進みたい」「スポーツの分野に挑戦したい」「工業や理系の学びを深めたい」等々、多様な進路先への挑戦が続く3年生。2月末にもうれしい「合格内定」の知らせが届きました。公立高校入試も目前です。新型コロナウイルスの感染拡大により、健康管理と精神的タフさが求められますが、義務教育9年間の集大成として、自己の進路実現に真摯に挑み、笑顔で卒業を迎えられるよう、一日一日を大切にしてほしいと思います。やるべきことは、しっかり準備してきました。自信を持って挑んでくさい。
みなさんの姿が見えない学校にいるとこんな想いがよぎります。
間もなく旅立ちの日をむかえる3年生は、広葉中学校46年の新たな伝統を創造してくれました。「自分らしさや感性」は自ら創りだすものであり、引き継ぐ(伝承する)だけのものではないこと、振りかえった時に実は脈々と引き継がれた伝統もあることに気づいている人も多いはずです。内に秘めた限りない可能性や自分らしさ、夢や目標を持ち、豊かな感性とひたむきな努力で、自己の可能性を開花させ、自分らしい生き方を見つける・・。その繰り返しが、未来をたくましく切り拓きます。「意志あるところに、道が拓ける」のです。厳しい状況にも、たくましく挑み、次なるステージへ。3年生の公立入試での健闘を祈ります。
〈春はあけぼの・・最近の朝日には、春らしさを感じます〉