令和6年第2回定例会 市長定例記者会見記録
掲載日:2024年6月28日
日時
令和6年(2024年)6月28日(金)16時30分から会場
北広島市役所3階会議室3D市長から下記の話題について発表しました
- 能登半島地震に係る職員の派遣について
- Fビレッジをはじめとした地域のにぎわいについて
- 駅西口周辺エリア活性化事業の進捗状況について
- クールシェアスポット等の設置について
- 北海道医療大学との包括連携協定について
- 新駅の整備について
- 防災食育センターのオープンについて
- キャッシュレス決済キャンペーン事業について
- 学童クラブの充実について
引き続き、次の議題について質疑が行われました
発表内容
能登半島地震に係る職員の派遣について
まずはじめに、能登半島地震に係る職員の派遣についてでありますが、あらためて、このたびの地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災され、今なお不自由な生活を余儀なくされている皆様方に、心からのお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。このたび災害対応に当たり、本市から、4月26日から5月5日までの10日間、下水道課職員1名、税務課職員1名の計2名を石川県輪島市へ派遣したところであります。
派遣した職員につきましては、連日、現地の被災した家屋に係る罹災証明の発行業務や生活再建支援に係る受付などの業務に従事したところであります。
本派遣で得た見識を今後の本市の防災対策に生かしてまいりたいと考えているところであります。
Fビレッジをはじめとした地域のにぎわいについて
次に、Fビレッジをはじめとした地域のにぎわいについてでありますが、まずはじめに、平日デーゲームの学校招待事業につきましては、5月14日、15日に開催された2試合において、道内の学校を対象とした招待が行われたところであり、市内からも計11校、4千人以上の子どもたちが参加したところであります。ファイターズ選手の迫力あるプレーを身近に感じるとともに、両日ともにファイターズが勝利したこともあり、スポーツ観戦体験を大いに楽しんでいたところであります。
次に、Fビレッジハーフマラソン2024についてでありますが、6月9日に、Fビレッジ周辺やエルフィンロードをコースとして、開催したところであります。
当日は、全道、全国から約4千名のランナーが集い、Fビレッジ周辺やエルフィンロードを駆け抜け、初夏の北広島を感じていただいたところであります。
多くの皆さまに、お越しいただきましたことを大変嬉しく思うとともに、大会運営にご協力いただいた約400名のボランティアの皆さまに対し、心より感謝申し上げるところであります。
今後も、参加される皆さまがより満足していただけるよう、改善を続けてまいります。
次に、第43回北広島ふるさと祭りについてでありますが、7月13日、14日の2日間、市役所駐車場及び市民交流広場を会場に、飲食店の出店、多彩なステージや盆踊りなどが催されるところであり、小さなお子さまや中高生を含めた幅広い世代の方々のご来場を楽しみにしているところであります。
また、同日、市役所近くの特設会場において、第10回北の酒まつりinきたひろしまが開催されますことから、にぎわいの創出と交流の活性化につながるものと考えているところであります。
駅西口周辺エリア活性化事業の進捗状況について
次に、駅西口周辺エリア活性化事業の進捗状況についてでありますが、分譲マンション、認可保育所及び生活利便機能を併設する居住交流施設につきましては、5月21日に建設地において起工式が執り行われ、6月から工事を開始したところであります。工事期間につきましては、令和8年11月末までを予定しており、市民の皆さまにおかれましては、工事車両の通行等でご迷惑をおかけすることとなりますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
また、併設する認可保育所を運営する整備事業者につきましては、公募によって3者から応募をいただいたところであり、書類審査及びプレゼンテーション審査の結果、社会福祉法人どろんこ会に決定したところであります。
整備事業者におきましては、通常保育のほかに、医療的ケア児の保育、在園児以外も受け入れる一時預かり事業等について、ご提案いただいたところであります。
今後につきましては、令和9年4月の開園に向け、事業者との協議を進めてまいります。
クールシェアスポット等の設置について
次に、クールシェアスポット等の設置についてでありますが、夏の高温時にエアコンや冷房機器を共有して使用することによる使用電力の削減、及び、エアコン等がない家庭や外出時における熱中症対策として、クールシェアスポットの取組を6月15日から開始したところであります。公共施設のほか、民間施設にもご協力をいただき、10カ所を設置したところであり、9月30日(水)まで運用してまいります。
また、令和6年4月1日に改正気候変動適応法が全面施行されたことを受け、市民の暑さをしのぐ場所を確保するとともに、熱中症リスクの軽減を図るため、公共施設4カ所をクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)に指定したところであります。
クーリングシェルターにつきましては、6月15日から10月23日までの期間において、国から熱中症特別警戒情報が発表された際に、開館時間内に限り施設を開放し、熱中症リスクの軽減を図る取組を進めてまいりたいと考えているところであります。
北海道医療大学との包括連携協定について
次に、北海道医療大学との包括連携協定締結についてでありますが、本市とのさらなる連携強化のため、6月26日に包括連携協定を締結したところであります。今後の取組につきましては、9月に市内ゴルフ場にて行われる第50回ANAオープンと北海道医療大学の創立50周年を記念した特別ブースの出展、10月に市が主催する職業体験イベント「ジョブフェスinきたひろ」へのブース出展、「歯」をテーマとした市民向け公開講座の開催を予定しているところであります。
新駅の整備について
次に、新駅の整備についてでありますが、ボールパークの構想段階から整備方針を掲げ、Fビレッジへの来場者のみならず、エリア周辺における居住施設や工業団地、商業施設への利便性の向上が図られ、「暮らす人、働く人、訪れる人」にとって魅力のあるエリアが形成されるとともに、持続可能な都市経営と地域課題の解決に資することから、本市が目指す新たなまちづくりにおいて必要な駅であるものと考えているところであります。今後につきましては、7月にJR北海道と新駅や自由通路の整備に係る工事施行協定を締結し、秋頃から本格的な工事に着手する予定であり、令和10年の出来る限り早い時期の開業を目指し、整備を進めてまいります。
防災食育センターのオープンについて
次に、防災食育センターのオープンについてでありますが、災害に強いまちづくりの実現のため令和4年7月から工事に着手し、5月31日に完成したところであります。防災食育センターにつきましては、災害時には備蓄食料の提供や支援食料の受け入れ、炊き出しを行い、市内の避難所に配送するなど食料の調達と供給を行うとともに、平常時は市内の小学校8校の学校給食約3千食分を提供する複合施設となっているところであります。
敷地内にはヘリポートを併設しており、災害や救急時等の指定離着陸場として7月1日から運用を開始するところであります。
今後につきましては、7月9日にオープニングセレモニー及び内覧会を開催し、8月から施設の供用を開始する予定としているところであります。
キャッシュレス決済キャンペーン事業について
次に、キャッシュレス決済キャンペーン事業についてでありますが、物価高騰等の影響により、低迷している市内経済を喚起するため、国の交付金を活用し、キャンペーン期間中に対象店舗で特定のキャッシュレスサービスを利用した方に対し、決済金額の最大20パーセント分のポイントを付与するキャンペーンの実施を予定しているところであります。予算額につきましては、4千万円であり、実施主体は北広島商工会とし、北広島商工会に対して市から補助金を交付することにより支援を行ってまいります。
対象のキャッシュレスサービス及び期間につきましては、ペイペイが7月、d払いが8月を予定しているところであり、対象店舗につきましては、大型商業施設等を除く市内の対象店舗で利用が可能となっているところであります。
ポイント付与上限につきましては、各キャッシュレスサービスで1回あたりの上限につきましては、最大5百ポイント、期間あたりの上限につきましては、最大2千ポイントとなっているところであります。
また、初めてキャッシュレスサービスをご利用いただく方等への支援として、各地区で説明会の開催を予定しているところであり、各キャッシュレス事業者と連携し、基本的な操作等のサポートを行ってまいりたいと考えているところであります。
学童クラブの充実について
次に、学童クラブの充実についてでありますが、まずはじめに、長期休業中における学童クラブの昼食の提供につきましては、学童クラブ運営委託の受託事業者であるシダックス大新東(だいしんとう)ヒューマンサービス株式会社の提案事業として、子育て世帯の負担軽減のため、本年度の夏休みから、学童クラブ在籍中の希望する児童に対し、昼食を有料で提供するサービスを実施してまいります。実施時期につきましては、お盆、年末年始を除く長期休業中の月曜日から土曜日で、1食当たり税別520円となっているところであります。
次に、(仮称)東部第二学童クラブの整備についてでありますが、東部学童クラブの登録児童数が急増していることから、市役所向かいの民間所有建物を賃借し、新たに(仮称)東部第二学童クラブの整備を実施するところであります。
今後につきましては、令和7年4月1日の開設に向け、次の市議会第3回定例会におきまして、条例改正案及び改修に係る補正予算案を提出することとしているところであります。
質疑応答
北海道医療大学との包括連携協定について
FMメイプル
医療大学の病院も全部こちらに来る予定ということでよろしいでしょうか。市長
はい。FMメイプル
恐らく当別町の方は病院が無くなってしまうとかなりの打撃になるのかなと思いますが、その辺りの詳細はこれから詰めていくでしょうか。市長
病院は当別ではなくて札幌のあいの里にあるのですが、そちらもこちらに来る予定ということになっておりまして、包括連携協定の中でこれからさまざまなことが医療の関係だとか、学生との連携だとか学校、教授とのまちづくりの連携だとかこれから協議を行うことにしております。FMメイプル
多くの方の声で産婦人科が北広島に来てほしいという要望がありまして、今後そのような展望はありますでしょうか。市長
そういうことについても協議はする予定であります。FMメイプル
ありがとうございます。新駅の整備について
北海道建設新聞
新駅の関係で、協定の締結は7月に入ってすぐということでしょうか。市長
7月に予定をしております。北海道建設新聞
7月のいつ頃でしょうか。市長
7月の中頃にはしたいと思っております、北海道建設新聞
秋ごろというのは漠然としていると思うのですが、9月とか何かありますでしょうか。市長
締結ではなくて工事ですか。北海道建設新聞
はい、着工です。市長
着工はJRがするということとなっておりますので、準備があるということで、恐らく秋口になるのだという風に思っております。北海道建設新聞
まだ決まっていないということでしょうか。市長
締結後になります。北海道建設新聞
わかりました。ありがとうございます。朝日新聞
同じく新駅整備について、令和10年(2028年)の出来るかぎり早い開業を目指しということで、昨年の9月10月段階では、令和10年の夏ごろということでJR北海道から方針が示されたということになっていたと思うのですが、それをもっと早く前倒しすることもあり得るということでしょうか。市長
JRさんの工事の関係もありますけれども、市としてはできるだけ早くしてほしいということでJRさんに要望しているところです。朝日新聞
市としては、できるだけ早ければ早いほどいいということでしょうか。市長
はい朝日新聞
総事業費は117億円と見込んでいることに今も変わりはないでしょうか。市長
駅舎だけは80億ですが、その横に南と北に作る通路も市が負担しなければならないということで、100億を超えるということになっております。企画部長
総額で112億5,000万です。朝日新聞
昨年より若干小さくなったという事でしょうか。企画部長
その通りです。朝日新聞
市民に対して説明会は今後始めるのでしょうか。市長
やります。色んなボールパークの景観も含めてやっておりますので、それらに合わせて説明はして参る予定です。朝日新聞
2028年までは結構長いというか3~4年後になりますけれどもその新駅の整備も含めて市の構想を市民に説明するということでしょうか。市長
構想は、ボールパークが決定したときからボールパークの全体の構想はそれぞれ81回だったと思いますが市民の皆さんには説明をしておりますが、いよいよ工事が始まりますので、丁寧に説明をしてまいりたいと思っております。朝日新聞
ありがとうございます。北海道新聞
112億のうち今日の議会で9割以上の予算が通ったということですが、率直に今のお気持ちというか筋道がだいぶついたと思うのですが、受け止めみたいなものをお聞かせいただけますか。市長
ボールパーク構想というのは、まちの将来、持続可能なまちづくり、そして市民の皆さんが安全で安心して暮らせるまちづくりをということでスタートしております。また令和3年に第6次総合計画10か年の中でもこれらのまちづくりの方針が示されておりまして、その中でJR新駅も作りながらまちづくりも進めるということで計画の決定をしていますので、これに基づいて当時ちょうどボールパークが始まりましたので、当然新駅もその構想の中に位置付けられていまして、これに基づいていよいよ新駅工事が着手されるということになっておりまして、これをやることによって、さらに北広島の発展に繋がっていくのではないかと思っております。UHB
新駅について、Fビレッジの来場者のみならずさまざまな目的を持ったものになるという風に聞いているのですが、改めて市としてはどういった意味合いで新駅を作りたいのか、どういった機能をもたらしたいのか、請願駅と聞いていますので、その部分をお願いします。市長
新駅はボールパークだけではなくて、反対側は住宅街なので共栄町や美咲き野、北の里ですとか更に隣接して共栄工業団地もありますし当然北広島高校もありますし、大学も来るということですので、そういうまちづくりには必要であると思っておりますし、現駅と連帯性を持たせて更に発展を目指して参りたいと考えております。UHB
新しい駅となると、名前や機能について皆さんどんな風になるのかなと期待していると思うのですが、そういった予定やお考えはあるのでしょうか。市長
名前はたぶんこれからになると思っておりますが、まだ今日議会で決定をいただいたということですので、今後検討をしていかなければと思っています。HTB
新駅のことで、まずJR北海道の方で2028年の夏ごろ開業を目指すということで以前からお話が出ていて、実は別件で本日の午後JR北海道の方でレクがありましたのでそちらで改めてお伺いしたところ、変わらず2028年の夏ごろという話を社長がしていました。ただ、今回の発表、会見の資料によりますと2028年の出来るだけ早い時期とのことで、まだJR北海道と北広島市の思いの違いが少しあるのかなと思っております。そこでお伺いしたいのですが、まず7月に協定を結ぶということですが、こちらの協定というのは具体的にどのような内容を盛り込んでいるのか、踏み込むと完成時期について触れられるものなのかお聞きしたいのと、実際に工事が始まると実際にマイルストーンを置いて計画的に進めていかないと、予定より遅れたとかいうことに繋がってしまう可能性がありますので、どうしてもどこかの時点で予定を立てなければならないと思います。現代の段階では認識のズレがあるのかなと思っているのですが、具体的にいつまでにその予定をすり合わせるのかということを少し詳しく教えていただけたらと思います。
市長
これから協定を結びますので、その締結時に工事の予定につきましても当市の希望は当然できるだけ早い時期にということで協議させていただくことになりますけれども、工事はJRさんがやりますので、工事に合わせることになると思いますが、市としては出来るだけ早い時期に完成を目指していただきたいというお願いはする予定です。HTB
費用の負担について、現段階で北広島市で何割、国の交付金で何割、JRで何割、医療大で何割とかそういった内訳については何か検討されていたり、予定されていたりとかそういったことはございますでしょうか。企画部長
費用でございますが、駅舎につきましては85億5,000万円、その他の駅の自由通路等については27億円ということで合わせて112億5,000万となってございます。基本的に請願駅でございますので、この負担額については本市が全て負担することになりますが、そのうち一部につきましては、国からの補助と地方債の発行ということで賄うこと、また一般財源につきましては企業版ふるさと納税や企業からのご支援をいただきながら、展開して対応していくということになります。昨年の提示しました金額から減少した部分につきましてはJR北広島駅をこの新駅の建設に伴いまして改修しなければなりませんが、そこの費用につきましてはJR北海道が負担することといたしましてその費用が約4億5,000万円ということになっております。その他
北海道新聞
市長の任期が来年の7月22日で迎えられるということで、あと1年ですが、改めて前回も聞いたのですが今のところ進退について何かお考えがあるのかということと、まだということであれば、いつ頃表明するということはありますでしょうか。市長
聞かれて初めて、おおそうかという風に思っておりますが、全く今のところ、やるのかやらないかということよりも、市政の推進に全力を尽くすということにしておりますが、そういう時期になりましたら表明はしないといけないと思っておりますが、時期はまだ全然、後援会などとも相談をしながら決めることになるという風に思っていますが、今のところは全く白紙です、北海道新聞
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