麻しん(はしか)にご注意ください
掲載日:2024年3月14日
麻しん(はしか)とは
麻しんは、麻しんウイルスの感染によって起こる感染症です。伝染力が強く、空気感染・飛沫感染・接触感染で人から人へ感染が伝播します。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
疑わしい症状が出た場合
発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従ってください。また、麻しんの感染力は非常に強いため、医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。
予防接種について
麻しんは感染力が強く、手洗いやマスクのみでは十分な予防はできません。そのため予防接種が最も有効な予防法となります。麻しん患者の方と接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。接触後5,6日以内であれば、γ-グロブリン(ガンマグロブリン)の注射で発症を抑えることができる可能性がありますが、安易にとれる方法ではありません。詳しくはかかりつけ医の医師とご相談ください。
また、定期接種の対象者だけでなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は、予防接種を検討し、かかりつけ医に相談してください。
リンク集
※詳しくは、リンク先をご参照ください。麻しんについて(厚生労働省)
お問い合わせ先
保健福祉部 健康推進課電話:011-372-3311(代表)