遊水地とは?
掲載日:2012年10月1日
遊水地とは?
遊水地は、河川に接する土地の一部を堤防で囲み、その中を掘り下げて造る治水施設です。台風や大雨があっても、市民の皆さんの生命や住宅、農地などの財産を、洪水の被害から守ります。
遊水地の機能
洪水時の河川水位上昇に伴い、河川の水が上流側の越流堤(えつりゅうてい)から遊水地内に流れ込み、水を貯めます。遊水地内に貯めた水は、河川水位が低下後、排水門(はいすいもん)から河川に流します。



各地の遊水地
遊水地はその広さや自然環境を活かし、水がない平常時には利活用が可能な施設です。道内では、周辺が公園で、水上スポーツエリア、水鳥の飛来地になっている砂川遊水地「砂川オアシスパーク」が有名です。また、モエレ沼公園のモエレ沼も遊水地のひとつです。
また、道外では、神奈川県にある境川遊水地公園は、野球場、テニスコート、多目的グラウンド、噴水広場などの施設があるほか、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県にまたがる渡良瀬遊水地は、自然にふれあう場として親しまれています。