万が一に備えて (風水害から身を守るために)
掲載日:2009年2月25日
災害が起きたときに備えて、日頃から万全の対策をたてておきましょう。
日頃の備え/大雨・台風が近づいたら・・・
- 水の流れをスムーズにするために、排水溝(下水溝)のゴミや泥を取り除いておきましょう。
- 竜巻や台風に備え、トタンのめくれ、アンテナ、窓ガラスなどの状況を確認し、不備な箇所は補強しておきましょう。また、植木鉢など飛びやすいものは室内にしまいましょう。
- ハザードマップに示された洪水時の避難場所を確認しておきましょう。また避難場所までの道順も確認しておきましょう。
- 停電に備え、懐中電灯、携帯ラジオ、予備の電池を準備しておきましょう。
- テレビやラジオ、インターネットなどから最新の気象情報を入手しましょう。
避難勧告等の種類ととるべき行動
河川はん濫の恐れや土砂災害の恐れなど、危険な状態になったときは、市から避難準備情報、避難勧告、避難指示を発令します。
情報の種類 | 呼びかけの内容 | 状況 | 皆さんの行動 |
---|---|---|---|
避難準備情報 | 避難の準備をしてください。 | 人的被害が発生する恐れが高い。 | いつでも避難できるように準備をしましょう。 ※高齢者や障がい者、子供など、避難に時間がかかる方は避難を始めてください。 |
避難勧告 | 避難勧告が出されました。洪水の恐れがあります。避難を始めてください。 | 人的被害が発生する恐れが明らかに高い。 ※避難が必要な段階です。 |
指定された避難場所へ向かいましょう。 |
避難指示 | 避難指示が出されました。洪水の危険が迫っています。直ちに避難してください。 | 人的被害が発生する恐れが非常に高いか、すでに発生している。 | すぐに、指定された避難場所へ向かいましょう。 ※そのいとまがない時は、建物の高い所へ移動しましょう。 |
避難の心得
- ラジオ、テレビ等で気象情報を確認し、最新の災害情報の入手に努めましょう。
- 市役所や警察署、消防署からの避難の呼びかけに注意しましょう。
- 避難前には必ずガスや電気、火種を消したかを確認しましょう。また、ハザードマップに示された避難場所と道順を確認しておきましょう。
- 避難の際は、警察署や消防署、地元の責任者等の指示に従って行動しましょう。
- できるだけ一人での避難は避け、複数人で行動しましょう。また車での避難は、交通渋滞や緊急車両の通行を妨げる可能性がありますので、できる限り徒歩で避難しましょう。
- 避難路には高い場所にある道路を選び、浸水箇所では溝や水路に注意しましょう。
- 近所の子供や高齢者、傷病者の避難には積極的に協力し、早めの避難を促しましょう。
- 安全に避難するために浸水が始まる前に避難しましょう。なお、万が一、避難に遅れ、危険が迫ったときは、近くの丈夫な建物の高層階に逃げましょう。また、山や崖がある場合は、山や崖から離れた部屋に逃げましょう。
風水害の基礎知識
1時間雨量と降り方
10mm~20mm(1時間雨量)
- 気象庁の予報用語 やや強い雨
- 人の受ける感覚 ザーザーと降る
- 災害発生状況 長雨になる場合は警戒が必要

20mm~30mm(1時間雨量)
- 気象庁の予報用語 強い雨
- 人の受ける感覚 どしゃ降り
- 災害発生状況 側溝や下水、小川があふれ、小規模な崖崩れの恐れがある

30mm~50mm(1時間雨量)
- 気象庁の予報用語 激しい雨
- 人の受ける感覚 バケツをひっくり返したように降る
- 災害発生状況 バケツをひっくり返したように降る 山崩れや崖崩れがおきやすくなる。都市部では下水管から雨水があふれる

50mm~80mm(1時間雨量)
- 気象庁の予報用語 非常に激しい雨
- 人の受ける感覚 滝のように降る
- 災害発生状況 マンホールから水が噴出する。中小の河川がはん濫し、多くの災害が発生する可能性がある

80mm以上(1時間雨量)
- 気象庁の予報用語 猛烈な雨
- 人の受ける感覚 息苦しくなるような圧迫感がある
- 災害発生状況 雨による大規模な災害発生の恐れがある

風速と被害の程度
平均風速10メートル毎秒~15メートル毎秒
- 気象庁の予報用語 やや強い風
- 人への影響 風に向かって歩きにくくなる
- 屋外・樹木の様子 樹木全体が揺れ始める。電線が揺れ始める
- 建造物等の様子 樋(とい)が揺れ始める

平均風速15メートル毎秒~20メートル毎秒
- 気象庁の予報用語 強い風
- 人への影響 風に向かって歩けなくなり、転倒する人もいる
- 屋外・樹木の様子 電線が鳴り始める
- 建造物等の様子 看板やトタン板が外れ始める

平均風速20メートル毎秒~30メートル毎秒
- 気象庁の予報用語 非常に強い風
- 人への影響 何かにつかまっていないと立っていられない
- 屋外・樹木の様子 細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める
- 建造物等の様子 ビニールハウスのフィルム(被覆材)が広範囲に破れる

平均風速30メートル毎秒以上
- 気象庁の予報用語 猛烈な風
- 人への影響 屋外での行動は極めて危険
- 屋外・樹木の様子 多くの樹木が倒れる。電柱や街灯で倒れるものがある
- 建造物等の様子 屋根が吹き飛ばされたり、鉄骨構造物で変形するものがある

※平均風速は10分間の平均です。最大瞬間風速は、平均風速の1.5倍程度になることが多いですが、大気の状態が不安定な場合等では3倍程度になることもあります。
お問い合わせ先
総務部 防災危機管理室 危機管理課電話:011-372-3311(代表)