大曲公民館
掲載日:2009年3月5日
大曲公民館は地域の活動拠点
公民館事業50年の歴史
公民館活動は地域活動
星霜50年。大曲公民館は昭和31年(1956年)に新築落成した。それまでは、大曲小学校に併置されていた。大曲地区は、戦前より極めて学習活動が活発であり、その活動拠点ともいえる独立した公民館を熱望していた。そのため、共栄にあった土木現業所の解体材を利用し、現在の大曲中学校体育館の場所に大曲公民館を建設した。
公民館は、大曲地区に住んでいる人たちの生活諸課題を解決する場として、また、生涯学習の場として地域の文化活動や社会教育活動にその機能を果たしてきた。
大曲に住む杉田与一郎さんは「今の中学校の場所に小学校があって、大曲神社と大きなオンコの木がありました。当時は、今の国道36号辺りを境にして、西通り、東通りという地域に分かれ、公民館活動はお互いの交流の場になっていました」と当時を語る。
昭和50年(1975年)、大曲地区の宅地造成が活発になる。人口が急増したことで公民館は手狭となり、また老朽化も激しいことから、大曲公民館建設期成会が結成された。それから4年後の昭和54年(1979年)12月に現在の大曲会館が建設された。
地域の要望と時代に応えた大曲公民館は、地域活動のよりどころとして、人々の心と50年の歴史に深く刻まれている。
現在の大曲中学校
昭和31年当時の大曲公民館