知っていますか?デートDV
掲載日:2009年2月24日
あなたは大丈夫?気になる恋人の言動、それはデートDVかも知れません
「デートDV」とは、結婚していない恋人間の暴力のことを言います。
DV(ドメステック・バイオレンス)は、大人の間だけに起こることではありません。若い人々の交際にも、男女の対等でない力関係による暴力の支配が存在しています。
デートDVとは
殴る、蹴るなどの身体的暴力のほか、相手を思いどおりに支配(コントロール)しようとする態度や行為を含み、基本的に「DV」と変わりません。
10代から20代のとき、交際相手から身体的・心理的攻撃・性的強要のいずれかの行為を経験した人は23%にのぼっています(内閣府平成17年度調査)。近年、マスコミに取り上げられるなど社会的にも関心が高まってきていますが、デートDVは、けっして他人ごとではありません。
なぜ、デートDVは起こるの?
デートDVが起こる背景には、男女共に「男は強くてたくましく、女は優しく控えめ」「女は男に従うものだ」という固定観念があることが考えられます。また、理由があれば暴力を振るっても仕方がなという暴力を肯定する傾向が見られます。さらに、交際相手を信頼し尊重するよりも、嫉妬や思い込みから相手を束縛することが「恋愛」だと思っている若者がいることもあります。
デートDVにあわないために
デートDVは犯罪です。暴力はどんな理由があっても許されません。あなた自身を深く見つめ直すことが大切です。「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」という固定観念にとらわれることなく、1人の人間として「自分らしく」いることが大切です。思いやりを持ちお互いの個性や人格を尊重できる関係を築いていきましょう。
デートDVだと思ったら、1人で悩まず相談して
デートDVは、親密な交際関係で起こるものなので、その行為が暴力だと気づかない場合があります。また、「私のことを思ってくれているのだら」「私が悪いのだから」「私がいないとあの人がダメだから」「仕返しが怖い」など、問題を1人で抱え込んでしまいがちです。でもその間に暴力がエスカレートしてしまう恐れがあります。不安を感じたら、思いきって周りの人に相談したり、専門窓口に電話してください。市の児童家庭課のほか、様々な相談窓口がDVやデートDVの相談を受け付けています。
DVの相談窓口、逃げたいとき
デートDV危険度チェック~あの人を被害から守るためには~
あなたや、あなたの身の回りの友人、親族にお心当たりはありませんか?
少しでも何か気づくことがあったらチェックしてみましょう。
また、「被害者は女性 加害者は男性」とは限らず、逆の場合も考えられます。その場合は、男女を読み替えてください。
こんなふうに感じたことはありませんか?(npo法人全国シェルターネット作成)
- いつも一緒にいることを要求する。
- 嫉妬心が強い。
- 異性の友人と交流することを許さない。
- ひんぱんに携帯やメールがきて、すぐ対応しないと怒る。
- どこで、何をしているか、行動のすべてを知りたがる。
- デートの内容は全部彼が決める。
- 服装やヘアスタイルなど自分の好みをおしつける。
- 感情の起伏がはげしく、突然怒り出す。
- 手をつないだり腕をくんだりして、いつも身体に触れている。
- 女性が意見を述べたり主張したりするのを嫌う。
- 女性の家族の悪口を言う。
- 交際相手を自分の所有物のように扱う。
- コンドームを使いたがらない。
- 別れ話になると「自殺する」と言う。
- 重要な判断を女性に任せ、「お前次第だ」と言う。
※該当項目が多いほど危険度が高い。
お問い合わせ先
市民環境部 市民生活課電話:011-372-3311(代表)