身につけよう心肺蘇生法
掲載日:2024年5月9日
みなさんの大切な方を守るためにも、心肺蘇生法を身につけましょう。
※今回の対応は、今後予定されている蘇生ガイドライン2020改訂とは異なる一時的なものです。
電話 011-373-2322
新型コロナウィルス感染症防止のために以下の点に気を付けてください。
- マスクを着用しましょう。
- 手袋やビニール袋を着用し、倒れている方に直接触れないようにしましょう。
- 室内等の場合は換気をしましょう。
- 密にならないよう、必要最低限の人員で応急手当をしましょう。
- 呼吸の確認をする際、近づきすぎないようにしましょう。
- 倒れている人が大人の場合
胸骨圧迫のみを行い、人工呼吸は行わないでください。
この時、相手の口元をタオル、マスクなどで覆いましょう。 - 倒れている人が子どもの場合
人工呼吸の訓練を受けており、それを行う意思がある家族等は、胸骨圧迫に加えて人工呼吸を行います。人工呼吸用マウスピース(一方向弁付)等があれば、活用しましょう。
※今回の対応は、今後予定されている蘇生ガイドライン2020改訂とは異なる一時的なものです。
反応を確認する
- 周囲の安全を確認してから、傷病者に近づきます。
- 傷病者の耳元で「大丈夫ですか」または「わかりますか」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかを確認します。
- 反応があるかないかの判断に迷う場合、またはわからない場合も心停止の可能性を考えて行動します。
助けを呼ぶ
- 反応がなければ、大きな声で「誰か来てください。人が倒れています。」と助けを求めます。
- 協力者が来たら「あなたは119番通報してください。」「あなたはAEDを持ってきてください。」と具体的に依頼します。
呼吸の確認
- 傷病者のそばに座り、10秒以内で胸から腹部の上がり下がりをみて、普段どおりの呼吸をしているか確認します。気道確保は不要です。
- 胸や腹部の動きがない場合や、しゃくりあげるような途切れ途切れに起きる呼吸(死戦期呼吸)が見られる場合は、「普段どおりの呼吸なし」と判断します。
- 傷病者に「普段通りの呼吸」がない場合、あるいはその判断に自信が持てない場合やわからない場合には、心停止と判断し直ちに胸骨圧迫を行います。
胸骨圧迫
- 呼吸がなければ、ただちに胸骨圧迫を開始します。胸の真ん中(胸骨の下半分)を、「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
- ひじをまっすぐに伸ばして、手のつけ根部分に体重とかけ、重ねた両手で傷病者の胸が約5センチ沈むほど絶え間なく圧迫します。
- 1分間に100回~120回のテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。
- 小児に対しては、両手または片手で、胸の厚さの約3分の1が沈むほど強く圧迫します。
人工呼吸(省略可能)
- 30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
- 片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先にあて、あごを引き上げながら頭を後ろにのけぞらせ、気道を確保します。
- 気道を確保したまま、指で鼻をつまみます。
- 大きく口を開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込みます。
- 胸の動きを確認して、さらに1回吹き込みます。
- 人工呼吸を行うことがためらわれる場合には、人工呼吸を省略して胸骨圧迫のみを続けます。
心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)の継続
- 胸骨圧迫30回と人工呼吸を2回の組み合わせを、救急隊に引き継ぐまで続けます。
- 救助者が2人以上いる場合は、2分間程度を目安に、胸骨圧迫の役割を交代するのが良いでしょう。
- 心肺蘇生を中止するのは、救急隊に引き継いだ場合と、心肺蘇生を続けているうちに傷病者が目を開けたり、普段どおりの呼吸をし始めた場合です。
AED(自動体外式除細動器)が到着したら
- AEDを持ってきてくれた人がAEDを使用できる場合は、その人にAEDを使用してもらい、自分は心肺蘇生を継続します。
- AEDを持ってきてくれた人がAEDを使用できない場合は、心肺蘇生を一時中断して自分でAEDを使用してください。
- AEDの取り扱い方法は「AEDの使用方法のページ」をご覧ください。
お問い合わせ先
消防署 救急課電話 011-373-2322