応急手当の目的
掲載日:2019年4月1日
応急手当の目的は、「救命・苦痛の軽減・悪化防止」です。
救命
生命にかかわる意識障害や呼吸停止、心臓停止、大量出血時などに実施する「心肺蘇生法」や「止血法」が重要です。身につけよう心肺蘇生法のページをご覧ください。
救命の連鎖
画像協力 「日本赤十字社」
上の図は、大切な命を救うための必要な行動を表すもので、迅速に途切れることなく実施しなければならない「救命の連鎖」です。
心停止の予防
- 心停止の予防とは、突然死の可能性のある傷病を未然に防ぐことです。
- 小児では交通事故、窒息や溺水などによる不慮の事故を防ぐことが重要であり、成人では、心疾患や脳卒中などの初期症状を見逃さず、心停止となる前に医療機関で治療を開始することが重要です。
早い発見と通報
突然倒れたり、反応がない人を見つけたら、直ちに心停止を疑い、大声で助けを求め、119番通報やAEDの搬送を依頼することが重要です。早い心肺蘇生法とAED
その場に居合わせた人(バイスタンダー)など、誰にでも行える処置であり、心停止傷病者の社会復帰に大きな役割を果たすものです。救急隊や医師による処置
救急や医療機関における専門的な処置・治療により心拍を再開させ、社会復帰を目指した高度な治療を行います。悪化防止
- けがや病気を治すために行うのではなく、現在以上に悪化させないことが目的になります。
- 傷病者の症状や訴えを十分に把握したうえで、必要な応急手当を行います。
苦痛の軽減
傷病者は、心身ともにダメージを受けています。できるだけ苦痛を与えない手当を心がけるとともに、励ましの言葉をかけるようにします。消防署では応急手当の方法や心肺蘇生法を習得していただくために救命講習会を開催しています。いざという時のためにも、救命講習会を受講しましょう。
詳しくは「救命講習会」のページをご覧ください。
お問い合わせ先
消防署 救急課電話 011-373-2322