AED(自動体外式除細動器)の使用方法
掲載日:2021年12月8日
みなさんの大切な方を守るためにも、AED(自動体外式除細動器)の使用方法を身につけましょう。
電話 011-373-2322
AEDの電源を入れる
- 傷病者が普段どおりの呼吸がないままで、AEDが到着したら、すぐにAEDを使用します。
- ふたを開けると電源が入る機種もあります。
- 電源を入れた後は、音声メッセージと点滅するランプに従い操作します。

電極パッドを胸に貼る
- 傷病者の衣類を開き、電極パッドを、電極パッドに描かれている絵のとおりに、肌に直接貼りつけます。
- 傷病者の胸が汗や水で濡れている場合は、タオルなどでふき取ってから電極パッドを貼りつけます。
- 胸に貼り薬(湿布など)が貼られている場合は、それをはがして、薬剤をふき取ってから電極パッドを貼りつけます。
- 医療器具(ペースメーカーなど)の出っ張りがある場合は、そこを避けて電極パッドを貼りつけます。
- 未就学の小児には小児用パッドを使用しますが、小児用パッドがなければ成人用パッドを使用します。

- 女性へ電極パッドを貼る際には、素肌に直接貼り付けることができれば、下着を外す必要はありません。金属部分(下着のワイヤーなど)はパッドに触れさせないようにしてください。下着などを脱がしパッドを貼ったときは、上からタオルなどをかけても大丈夫です。

心電図を解析する
- 電極パッドを貼りつけると、自動的に心電図の解析が始まります。
- 心電図の解析中(電気ショックを行う必要があるかどうかを調べています。)は、誰も傷病者に触れていないことを確認してください。
- 「ショックは不要です。」などの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を再開します。

除細動(電気ショック)を行う
- AEDが電気ショックを行う必要があると判断すると、「ショックが必要です。」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。
- 充電が完了すると、「ショックボタンを押してください。」などの音声メッセージが流れ、ショックボタンが点灯します。
- 「みんな、離れてください!」と注意をうながし、誰も傷病者に触れていないことを確認してから、ショックボタンを押します。

心肺蘇生の再開
- 電気ショックが完了すると、「ただちに胸骨圧迫を再開してください。」などの音声メッセージが流れますので、これに従って、胸骨圧迫を再開します。
- 胸骨圧迫30回、人口呼吸2回の組み合わせを続けます。
AEDの手順と心肺蘇生の繰り返し
- 心肺蘇生を再開してから2分ほど経ったら、再びAEDが自動的に心電図の解析を行います。音声メッセージに従って傷病者に触れないようにします。
- 以後は、「心電図の解析」、「除細動(電気ショック)」、「心肺蘇生の再開」の手順を、約2分間おきに繰り返します。
お問い合わせ先
消防署 救急課電話 011-373-2322