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就任あいさつ~教育長 吉田孝志

就任あいさつ~教育長 吉田孝志

教育長𠮷田孝志さんの写真

平成28年(2016年)10月1日付けで教育長に任命されました吉田です。

新たな教育委員会制度における、最初の教育長として、これまでの教育委員長と教育長とが、それぞれに担ってきた職責を一身に引き受ける立場となりますこと、また市制施行20周年を迎え、新たなまちづくりに向かう節目の年でありますことを思いますと、改めて、その責任の重さを痛感するとともに、身の引き締まる思いです。

さて、現下の社会状況としましては、少子化、高齢化、人口減少といった人口問題のトリレンマ(三重苦)が挙げられます。また、グローバル化の進展や情報通信技術の発達などが、社会のあらゆる領域に変化とその影響をもたらしています。

そうした中、教育を取り巻く状況におきましても、教育再生会議の提言や中央教育審議会の答申とそれに伴う法改正、さらには学習指導要領の改訂など、矢継ぎ早な教育改革が、国レベルで次々と進められています。

教育の目的は、個人の能力を最大限に伸ばし、国や社会・地域の担い手として必要な資質・能力を育むことにあります。

今日のこうした、変化が大きく、先を見通すことの難しい時代であるからこそ、教育の目的を実現すべく、生涯を通じて不断に学び、考え、様々な困難を乗り越えながら、何歳になっても夢と大志を持ち、その実現のために挑戦し続け、自らの人生を切り拓き、よりよい社会づくりに貢献していくことのできる人間を育成していくことが、ますます重要になっていると考えています。

また、多様な価値観や生き方が存在する今日の社会にあって、人々が相互に関わり合いながら社会に参画し、生涯にわたって、学習機会を選択して豊かに学び続け、その成果を広く社会や地域に還元できる、生涯学習社会の実現を図っていくことが、いっそう大事であることも言を俟たないところであると考えています。

「まちづくりは人づくり」と言われますように、学校教育はもちろんのこと、地域社会全体で、ふるさと北広島の未来を拓いていく人材の育成が重要であり、教育の果たす役割は、ますます大きくなるものと考えています。

そうしたことを鑑み、北広島市教育基本計画に基づき、学校教育と社会教育を両輪としながら、小中一貫教育の推進と生涯学習の振興を中核に据えて、教育行政の推進に当たってまいりたいと、決意を新たにしているところです。

北広島市の教育行政の代表として、教育委員をはじめ、学校・PTAなどの教育関係機関・団体などとの連携を大事にし、誠心誠意、全力を尽くす所存です。

どうぞよろしくお願いいたします。

平成28年10月1日
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