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41.旧国道274号(西の里)

新・博物史 きたひろしまMAP (41)  -広報きたひろしま2004年4月号掲載-

地図西の里の旧国道に往時の面影を見る

標識が語る往来の記憶

市道西の里側道2号線。この道はかつて札幌道路(後の国道274号)の一部として使われていた。
 村史(大正9年刊)によると札幌道路は、明治23年に中の沢(現在の北広島交番の辺り)から白石村を経て札幌区に通じる道として開削された。その後、昭和29年に道道札幌夕張線、44年に道央と道東を結ぶ国道に指定される。
西の里に住む山根勧さんは「広島街道と呼んでいた国道274号には、難所が二カ所ありました。その一つが、大きく弓状にカーブしたこの市道西の里側道2号線です。坂がきつく何度も改良が重ねられました。収穫した農作物を馬車で運んだ際には、馬が坂道を一気に駆け上がれないんです。冬には、車がスリップして動けなくなり、何台も連なっていたこともあります」と道の記憶を語る。
国道274号は、急カーブと急こう配を解消するため、昭和50年代から改良工事が行われ直線道路となった。61年、国道としての役割を終えたこの道は、町道となる。
一日におよそ3万7千台もの車が行き交う国道274号。わずか数十メートル隔てた市道西の里側道2号線では、その喧(けん)騒を感じず、時が止まっているような錯覚に陥る。道端に立つ「夕張・広島」の案内標識が、国道として使われていた時の面影を静かに残していた。

「写真:旧国道の案内標識が残る市道西の里側道2号線」
写真:旧国道の案内標識が残る市道西の里側道2号線

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