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43.天使歩道橋

新・博物史 きたひろしまMAP (43) -広報きたひろしま2004年6月号掲載-

地図(イメージ)歩道橋の下に眠る踏切の記憶

北広島団地開発前の暮らし


JR北広島駅の北側に、天使歩道橋がある。昭和51年にこの橋ができる前、ここには踏切があった。
近くに住んでいた浜田義信さんは「北広島団地ができる前、線路の西側には畑や林が広がり、『あかしや町内会』という30戸ほどの住宅がありました。5・6月ころには、野幌の官林へタケノコを採りに、朝早くかごやリュックを背負った人が札幌辺りから汽車で来て、行列になって踏切を歩いていたものです。帰るときには、線路の東側にあった駅の狭い待合室が、山菜で満杯のかごを担いだ人でびっしりだったんです」と思い出を語る。
また、「当時、天使の園では牛や馬を飼っていました。線路の西側にある牧草地に放牧していて、園生が牛の尻を叩いて牛追いをしていました。良い堆肥ができるので、線路の東側にあった野菜畑に、踏切を渡って堆肥を運んでいたんです」という話もしてくれた。
天使踏切は生活道路に利用されていた。昭和41年、国鉄線路が複線化され、その後北広島団地が開発されたことに伴い、51年7月に閉鎖、同12月に歩道橋となった。
山菜を担いで笑顔で帰る人たち。ゆっくりと牧草をはむ牛。その牛を追う声。まだ駅の周りに住宅が建ち並ぶ前、緩やかに時間が流れていたころの北広島の風景である。

「写真:線路と自転車道をまたぐ天使歩道橋」

写真:線路と自転車道をまたぐ天使歩道橋

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