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23.旧千歳線跡(西の里)

新・博物史 きたひろしまMAP(23) -広報きたひろしま2002年10月号掲載-

旧千歳線跡の位置図

森林を縁取る鉄路の跡
千歳線の跡にまちの趨(すう)勢を読む

市道大曲椴山線を北上し、種苗管理センター北海道中央農場を過ぎると、道は国道274号へ抜ける前で農場橋を渡る。農場橋はJR千歳線にかかる橋だが、その手前に旧千歳線の跡を見下ろす場所がある。
村史(昭和35年(1960年)刊)によると、大正15年(1926年)に北海道鉄道株式会社が東札幌と沼ノ端の間に鉄道を敷き、北広島駅を開設。太平洋戦争下の昭和18年(1943年)、この鉄道は旧国鉄に買収されて千歳線となった。
戦後、広島村が自治体としての基盤を着実に整える中で、昭和41年(1966年)に千歳~北広島間が、昭和48年(1973年)には北広島~白石間が複線化され、さらに鉄道の電化や道路整備により道央圏の交通網は著しく発達した。昭和43年(1968年)の町制施行後、急成長を続ける広島町の玄関「北広島駅」は、昭和49年(1974年)に東西の出入り口を持つ橋上駅として新築された。
こうしてまちが成長する陰で、共栄から西の里にかけての森沿いに旧線跡はひっそりと残された。
この旧線跡地で現在、札幌につながる自転車道の建設が進む。緑の森を縫って続く自転車道。将来そこを走る人が、高速で走りゆく電車に手を振る情景が目に浮かぶ。
鉄道敷設から76年。かつて煙を吐いて汽車が走った場所を見る。今やそこに鉄路はなく、森の底に開かれた一本道を、緑の風が通り抜けていった。

「写真:市道大曲椴山線から見下ろす旧千歳線跡」

写真:市道大曲椴山線から見下ろす旧千歳線跡
 

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