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26.大正橋(美沢)

新・博物史 きたひろしまMAP (26) -広報きたひろしま2003年1月号掲載-

地図まちの発展を見続けた大正橋

二つの風景が分かれるところ


市役所から大曲へ向かい約800m。道道栗山北広島線と輪厚川が交差する所に大正橋が架けられている。この橋の歴史は広島村以前の開拓期までさかのぼる。

村史(昭和35年刊)によると明治17年、和田郁次郎らが現在の北広島交番の辺りから札幌本道(今の国道36号)までの道を拓いた。その突貫工事で輪厚川に架けられた橋が始まりである。この橋はカツラの大木を対岸に向けて切り倒し、一本の木の上を渡ったことから一本橋と呼ばれた。

明治24年には村費で初めてとなる土を覆いかぶせた土橋に架け替えられた。この時代、札幌本道のものを除いて、橋は丸木橋が架設されていたという。

その後、近くに居を構えていた平山熊治氏の名から、平山橋と呼ばれたこともあった。そして、大正末期に架け替えられた際、「大正橋」と改名されたという。現在の橋は道路の拡幅に併せて昭和51年に架け替えられたものである。

開拓期に架けられた一本の橋は、その姿と名を変えながら現在までまちの発展を見続けている。

12月の小雪が舞う中、北風を受けて橋のたもとに立つ。この橋を渡るとまちは見せる風景を異にする。市街地を背に、目の前に広がるうっすら雪をかぶった田園の情景に、懐かしい故郷の姿を想う。


「写真:美沢から望む大正橋」
写真:美沢から望む大正橋

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