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市道中央線(西の里)

市道中央線の位置図

森の中央を抜ける道の記憶
森に守られた人の暮らし

西の里中学校の近くを北へ抜け、江別市に続く「中央線」。この道は野幌森林公園に突き当たるが、車止めの先は椴山口から公園の中央を尾根伝いに南北に貫き、大沢口(文京台)まで続いている。
この道がいつできたか、正確なところは定かではないが、「北海道実測切図『札幌』」(明治24年(1891年)北海道庁発行)には既にこの道の記載があり、古くから使われてきた道であることが分かる。
西の里に住む上野光輝さんによると、昭和初期、今の椴山の付近は「野幌番外地」と呼ばれ、野幌駅から西の里を目指す人は風雪厳しい森の東側を避け、風が穏やかな森林内の中央線を抜けて来たという。また、当時森に囲まれていた椴山は、豆類やトマトなどの栽培に適した所であったが、戦後、周辺が切り開かれていくにつれ、風にさらされ収量が減ってしまったという。
市内の森林は、戦後の開墾や開発によりその範囲を大きく狭めることとなった。しかし、中央線をその背骨とする野幌森林公園は、農業のための水源を涵(かん)養するとともに、昔から我々を優しく守ってきたのである。
陽光に白く輝く雪の中央線。ここには森に守られ森を守った先達の教えがある。そして我々がこれから森とともにどう生きていくべきかを示唆している。

「写真:冬の中央線(江別市側から西の里方面)」
写真:冬の中央線(江別市側から西の里方面)

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