北広島市ホームページ ここから本文です。

30.駅西口の時計

新・博物史 きたひろしまMAP (30) -広報きたひろしま2003年5月号掲載-

地図大きなのっぽの太陽時計

通勤風景を静かに眺める


駅前西口公園の北広島駅寄りに、太陽電池で動くこげ茶色の時計が建っている。これは、昭和55年秋に北広島ロータリークラブが市に寄贈した時計である。

近くの商店主は、「北広島団地に入居が始まったころは、駅が狭く、団地からの通勤客で行列ができていました。札幌で勤める人たちは、札幌駅の辺りで『ちょっと一杯』引っかけてくるらしく、北広島駅に降り立つと時間を気にしながら足早に帰宅していったものです。最近、駅は立派になりましたが、北広島団地から通勤する人が少しずつ減り、何か寂しくなった感じがします」と辺りの移り変わりを語る。

道営北広島団地は、昭和45年から造成が手掛けられ、人が移り住むようになると北広島駅の乗降客は爆発的に増えた。乗車人員が一日4千人を超えた55年、当時の国鉄千歳線が電化された。時計が建てられたのは、ちょうどこの年のことである。

春の午後、公園に立って時計を見上げる。20年余り人の往来を見続けてきた時計が、成長した木々の間でなぜか寂しげに見える。

人生を歩んでいく中で、今まで経った“時”を振り返ることも必要なのかもしれない。物言わず針を動かし続ける時計に、ふと教えられたような気がした。


「写真:駅前西口公園から北広島駅方向を望む」
写真:駅前西口公園から北広島駅方向を望む

〒061-1192 北海道北広島市中央4丁目2番地1
電話 011-372-3311(代表)
開庁時間:平日の8時45分~17時15分