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33.大曲のサイロ

新・博物史 きたひろしまMAP (33) -広報きたひろしま2003年8月号掲載-

地図大曲に残るサイロ

車の往来に戸惑う産業遺構


道央自動車道北広島インターチェンジ。この南側に、ブロック積みのサイロが建っている。小宮谷ふみさん・晃一さん親子が、サイロを使っていたころの様子を語る。
「現在のサイロは二代目で、建て替える前はレンガ造りでした。最初のサイロを建てたころ、大曲で牛を飼っていたのは、津田さん、伊藤さんと私のところくらいだったでしょうか。その後、牛を飼う人も増え、うちや富谷さんなど5軒が組になって、互いに手間借りしたものです。馬で草やデントコーンを運び、発動機とカッターを使ってみんなで切り込んで、サイロに入れて踏み固めたのを覚えています……」
昭和45年に国道36号が拡幅されたことに伴い、初代のサイロを取り壊し、建て替えたものが現在残っているのだという。
小宮谷さんは、北広島インターチェンジの建設時に農地の大部分を買収されたため、昭和50年に農業をやめた。そして、このサイロは、役目を終えたのである。
1日およそ4万台の車が目まぐるしい速度で行き交う国道36号。その横で休み続けるサイロ。青い帽子をかぶったサイロは、周囲の移り変わりに戸惑っているように見えた。

「写真:国道36号側からサイロを望む」
写真:国道36号側からサイロを望む

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