北広島市ホームページ ここから本文です。

35.広島簡易教育所跡(共栄町)

新・博物史 きたひろしまMAP (35) -広報きたひろしま2003年10月号掲載-

地図広島村、学齢教育の夜明け

学校教育が始まった場所の記憶


道道江別恵庭線と輪厚川が交わる所を北におよそ300m進むと、右手に空地がある。その北側にかつて、東部小学校の前身である広島簡易教育所があったという。
村史(大正9年10月刊)によると、広島村における教育機関の創設は、明治25年10月、中の沢(現在の共栄町1丁目)に設置した広島簡易教育所に始まる。広島開墾地の戸数が280戸余りに達し、学齢児童が増加したため、教育所の設置を決め、この地を選び校舎を新築したとされている。
その後教育所は、28年に広島尋常小学校となり、33年に高等科を併設し広島尋常高等小学校と改称。昭和9年には高台尋常小学校・音江別分教場の2校と統合して広島東部尋常高等小学校となり、同年、現在の東部小学校の場所に移る。
共栄町に住む草薙弘之さんは、「木造の長い校舎で、冬は石炭ストーブで暖を取りました。敷地には天皇の写真と教育勅語が納められた奉安所があって、毎朝一礼をしてから授業を受けていました」と広島尋常高等小学校に通っていたころの思い出を語る。
過ぎし歳月の積み重ねが、この場所から学び舎(や)をなくした。しかし、そこに通った人たちに記憶は残る。その断片をつなぎ、広島村の学校教育が始まった場所の記憶を残し伝えなければならない。

「写真:広島簡易教育所があった辺りを見る」
写真:広島簡易教育所があった辺りを見る

〒061-1192 北海道北広島市中央4丁目2番地1
電話 011-372-3311(代表)
開庁時間:平日の8時45分~17時15分