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仁別神社鳥居横の桜の木

仁別神社鳥居横の桜の木の位置図

仁別の道沿いに残る桜の木
地域で植えた並木の名残

道道仁別大曲線沿いに立つ、仁別神社鳥居。その横に一本の桜の木がある。これは、この地域の住民が植えた桜並木の名残である。
昭和54年(1979年)5月15日号の広報によると、仁別地区の道道・町道を桜並木にし、町民の憩いの場にしようと、仁別街道桜樹保存会16人が桜の植樹を始めた。この年は4月30日、道道仁別大曲線の両側にヤマザクラ・ヤエザクラの苗木50本を植樹したと記されている。
仁別に住む河村さんに聞くと、この桜は、昭和48年(1973年)に仁別地区で霊園の造成が行われ、翌昭和49年(1974年)から使用が開始されたことを受けて、地域の住民が道道沿いに植えたものであった。しかし、この地が谷あいだったせいか木の生育が悪く、また除雪などにより傷みが激しかったことからその大部分が枯れ、現在は2・3本を残すだけとなってしまったという。
植樹当時、80人ほどが住んでいた仁別。現在では40人余りを数えるだけとなったが、鳥居の横に残る桜はその場所にしっかりと根付いているのである。
葉を赤く染め、秋の夕日に照らされた桜の木。その残照が植樹当時の思いを映しているように感じる。春になれば花を咲かせるであろうその木は、住民を喜ばせる力を蓄えるために、迫った冬の身支度をしているようであった。

「写真:仁別神社鳥居横に残る桜の木」
写真:仁別神社鳥居横に残る桜の木

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