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1.東の里の用水路

新・博物史 きたひろしまMAP (1) ―広報きたひろしま2000年12月号掲載-

地図空中水路に農の歩みを見る

東の里揚水機幹線用水路


JR北広島駅東口側から道道江別恵庭線に出て、ガソリンスタンドのある交差点を渡り、市道南9号線を東へ向かう。稲穂町の住宅地を過ぎた辺りから左手に続く防風林が途絶えたところで、南北に横たわるコンクリート製の水路を眺めることができる。
東の里揚水機(ようすいき)幹線用水路。これが正式な名前だという。

昭和46年に千歳川・音江別川の河川改修に伴い、それまで使用していた小さなポンプを統合し、南側の水田へ水を流すため造られた。

東の里で農業を営む沢崎正広さんは「昭和27~28年ころ皆で土を盛って作った用水路が始まり。小さなポンプで水を分け合っていたころと違って十分な水を引けるので、代掻(しろか)き作業も順調で冷害にも強くなりました」と振り返る。

全長1750メートルのコンクリート製用水路には、毎年4月下旬から9月上旬ころまで千歳川から汲み上げられた水が流される。その水は東の里から富ヶ岡の一部までを灌漑(かんがい)して一面の水田に豊かな実りをもたらす。

30年前の工作物とはいえ、現役の用水路。収穫を終えた晩秋の穏やかな日差しの中で、水路の延びていく先を眺めると、この土地に血と汗を染み込ませてきた先輩たちの心意気が伝わってくる。


「写真:用水路の起点(東の里)」
写真:用水路の起点(東の里)

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