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9.四里塚の辺り(大曲)

新・博物史 きたひろしまMAP (9) -広報きたひろしま2001年8月号掲載-

地図四里塚という場所の記憶
失われていく地名のかなしみ


国道36号沿いの大曲柏葉5丁目付近は「四里塚」とも呼ばれる。

 明治初期、現在の国道36号の基礎となる札幌本道が開かれ、一里(約4キロメートル)ごとに里程標が建てられた。豊平川を起点として三里の所が三里塚。その辺りには現在も、バス停や公園、小学校や神社などの名称に「三里塚」が使われ、そこに里程標があったことを伝えている。

 三里塚から南東に進むとすぐ大曲に入り、やがて四里塚に至る。そこには里程標とともに木が植えられていたと考えられる。しかし四里塚があった場所を知る手掛かりはあまりにも乏しく、もはやその場所を特定することは難しい。

 以前は「四里塚」というバス停があったが、大曲柏葉5丁目の住宅地ができたころ、バス停の名は「柏葉台団地」に変わり、今では、町内会館に「四里塚会館」という名称が残るだけとなった。

 今や人口1万6千人余りを数える大曲地区。かつて畑作や薪炭業で暮らす集落だったころ、その街道沿いに四里塚があった。里程標を頼りにここを通過した人々の汗が四里塚の地に染み込んでいる。

 まちの記憶を残す昔の地名や地形、工作物は、当時の人の思いを想起させ興味は尽きない。しかし、それらがまちの発展の陰で失われていくかなしみもまた大きい。


「写真:現在の「四里塚」付近(国道36号から)」
写真:現在の「四里塚」付近(国道36号から)

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