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10.水道発祥の地(西の里)

新・博物史 きたひろしまMAP (10) -広報きたひろしま2001年9月号掲載-
 

地図北広島の水道発祥の地

広島村を潤した椴山の地下水


西の里中学校の前を東へ行くと左手に現れる西の里配水池。その敷地内に、水道発祥の碑がある。

「風雪百年~西の里郷土誌(西の里開基百年記念事業実行委員会編)」によると、昭和30年代初め、椴山地区に戦後入植した開拓者たちの飲料水や灌漑用水のために深井戸が掘られ、開拓者たちの労力も得て水道管を敷設し、西の里開拓専用水道が創設された。これが北広島市の水道発祥であるという。

38年には広島村簡易水道事業が認可され、椴山で汲み上げた水で東部市街地への給水が始まる。当時の村報には、東部地区の人たちの喜びの声が寄せられている。

町制施行(43年)の翌年、北広島団地造成が決定して上水道事業の整備が始まり、新団地に対応するため、暫定的に地下水と島松川表流水による給水体制がとられた。

55年には漁川ダム(恵庭市)を水源とする石狩東部広域水道企業団からの給水が始まり、翌年1月からは企業団の水を西の里配水池でも受水、同地区に給水して本格的な広域水道時代が始まった。このとき、椴山の地下水源は四半世紀にわたる役目を終えたのである。

初秋の午後、水道発祥の碑が長い影を落とす。この地下深く、かつての水源は今日も清涼な水をたたえているのだろうか……。
 

「写真:西の里配水池と水道発祥の碑」
写真:西の里配水池と水道発祥の碑

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